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第57話「Coda(霊界からの誘い)」

 艦長、死後の世界へ―。

※ネタバレです。

 J/Cの「聖典」第2弾です。っていうよりこの辺は、「もう夫婦じゃん」と言いたくなるような艦長と副長が見られますので、その集大成って感じですが。

廊下をイソイソと歩く艦長。ニーリックスがやってきて、昨日の夜「盛り上がった」というイベントを毎月やりたいと言います。しかも、その夜はトゥヴォックをブリッジへ就かせるように。了承する艦長、ニーリックス悪いなー。

シャトルでお出かけの艦長と副長。艦長は前夜「瀕死の白鳥」を踊られたそうです。見たかった。そこへ、雷が落ちてシャトルは墜落。副長が気付くと、頭から血を流して意識の無い艦長が!

「キャスリン」と呼ぶものの、意識はない。シャトルの中に有毒ガスが発生したので副長は艦長をお姫様抱っこして、安全な場所に運びます。★そして、必死の人工呼吸。なんとか息を吹き返した艦長。シャトルを調べると、ヴィディア人が攻撃したことが分ります。トリコーダーには、生命体の気配が。洞窟に入って応戦しますが、副長が撃たれ、艦長も首を絞められて…。

シャトルでお出かけの艦長と副長。艦長の「瀕死の白鳥」は…前にもした会話。時間の輪に入りこんだのかもしれない。センサーには何もないけれど、またもヴィディアの舟に襲われて、シャトルは爆破。

すると、また同じようにシャトルでいる2人。時間の繰り返しが始まった場所に戻るようにタキオン放射すると、ヴィディアの舟は消えてしまいました。無事ヴォイジャーに帰還。艦長、今日は四角の髪留めです。時間の輪について調べようとしたけれど、クルーはキョトン。副長まで、そんな憶えはないと言ってきます。ドクターに調べてもらうと、艦長はフェイジに感染していると言われます。そのために幻覚を見たのだと。「じゃあチャコティも?あの人もなの?」と聞く艦長、ホントに妻みたいです。

鎮静剤を打たれて眠った艦長。気がつくと、40時間も眠っていました。皮膚が蝕まれつつあります。ドクターは治療法を見出せず、艦長を安楽死させます。もがき苦しむ艦長。

そうすると、またシャトルに戻ってしまいます。今度は、時間の歪みらしき光が。飲み込まれていくと…★の時点に戻ります。(★はこのためだったんですよ、「注目!」て意味じゃなくて・笑)自分と、自分を助けようとする副長を見下ろす艦長。でも、今度は艦長(倒れてる)が息を吹き返すことなく、副長は艦長の体を抱いて泣き出します。起きている艦長は「私はここよ」と副長に触れてみますが、副長の身体をスルー、声も届きません。

ヴォイジャーからの通信が入り、医療室で治療を受ける艦長と、それを見つめる艦長。ドクターもケスも手を尽くすけれど、死亡宣告がなされます。艦長は、自分の気配を感じてもらおうと、ケスの体を通ります。ケスの話を聞いて、亜空間やなにやらを調べることにする上級仕官。頼もしい限りですね。機関室で検査を見守っていると、謎の光から艦長のお父さんが現れます。

15年前、氷の海に沈んだお父さん。彼は、死後しばらく家族のもとに戻ったと言い、「もう一つの意識のあり方」へ来ることになると言います。「きっとクルーが見つけてくれる」という艦長に「お前の気が済むようにすればいい」というお父さん。

トゥヴォックとケスは、艦長の気配を感じようと瞑想中。3日もやってるみたいです。何も感じることはできず、ケスは諦めてしまいます。トゥヴォックも日誌に記録を「すばらしい友人だった」。

次は艦長の葬儀。ベラナは「艦長を信じてなかったけど、彼女は私の可能性を見出してくれた」と、ハリーは楽しい思い出を語りきれません。そして、出棺。お父さんは、「コッチの世界」に来るよう説得にかかりますが、艦長は心残りが沢山あっていけません。「私はここに残るわ!」と宣言した途端、ドクター・副長・トゥヴォックの姿が見えます。それを現実だと言い始めた艦長に、「いたずらに苦しめたくない」というお父さん。それは、艦長のお父さんの主義主張とは違うものでした。「お父さん」は瀕死の生物に寄生する生命体で、艦長の同意を得るために、優しいお父さんのフリをしていたのでした。艦長の強い意志に屈して、去っていく生命体。

艦長はあの星で意識を取り戻しました。副長に支えられ、ヴォイジャーに戻る艦長。身体的にはもう異常はないけれど、ショックは少し残ってしまったようで。

ドクターから休むようにと言われていたのに、作戦室で仕事をする艦長。副長がバラの花を持って来ます。そして2人で、月夜の湖に繰り出すのでした。(仕事は?)

死んだと思ったら、それがなかったことになってる…。このシステムは、恩田陸さんの「夏の名残の薔薇」を思い出します。

もう一つ、エイリアンが作り出した「幻覚」と、副長たちが艦長を蘇生させた「現実」の境目はどこか。私としては★の2回目、副長が号泣し、トゥヴォックから連絡がきたのは現実だと思います。医療室に運ばれたところからが現実。ただし、1回目の★から2回目の★まではカット。

怒鳴ることはあっても、涙をボロボロ流して泣く副長は、VOY全編を通してここだけのような気がします。他に記憶がないな…。違ってたらごめんなさい。

今回のお題。これもちょっと冗談でしょうと言いたくなるような、駄題では…。原題「Coda」は「終結部(音楽)」「締めくくり(文学)」と言う意味です。つまり、人生の終りを描いた、という意味なんでしょうが。コレがなぜ邦題「霊界からの誘い」となるのか。霊界じゃないでしょう?誘いって若干ネタバレちっくじゃない?これは、「ループ」とか「いくつもの死」ってのはどうですか?ネタバレもしてないでしょう!

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