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中国 小皇帝の涙

 先日の「中国 こども民主主義」と似たような番組が、NHKでやってました。

NHKスペシャル 激流中国「5年1組 小皇帝の涙」です。これも再放送ですね。

※ネタバレします。

 民主主義のこどもたちは3年生でしたけど、今回は5年生。ちょっとお姉さんお兄さんです。自分の考えもでて、ただ無邪気なだけではなくなり、心も成長しだす微妙な時期。一人っ子政策で、たった一人しかいないわが子が幸せになって欲しいと願うあまり、また自分たちのリストラ経験がトラウマのようになって、子供をいい大学に入れるため、小学生のうちからきつくあたって勉強させます。

成績で友達を判断したり、遠足の班を作ったりする子供たち。学級委員長にも、成績の良かった子が選ばれます。公立小学校(優秀な学校)5年生のクラスでは、そんなこどもたちや、成績を上げるために必死な親に戸惑いを感じる1人の女先生が奮闘します。

毎日、山のように出される宿題。友達と遊ぶこともなく、夜中まで宿題に追われる子。成績を同級生と比べられる子。宿題が遅れるとお母さんに叩かれるので、クラスの仕事をサボって帰ってしまった子。去年までは、成績の悪い子と仲良くしていたのに、父親に「朱に交われば赤くなる」という言葉をもらい、成績の良い子とだけ仲良くする子。みんなが、勉強と成績アップのために何か違う方向に進みます。

2週間に一度テストがあって、それによって合格組と不合格組に分けられたり、成績の悪い子だけ(別の数学専門の先生に)呼び出されたり。ある子はがんばって90点を取って、「きっと(お母さんたちは)喜んでくれるよ」と意気揚々と帰ります。けれど、お母さんは「まあまあね。早く宿題やりなさい」とだけ。別の子は、風邪をひいて前日39度の高熱を出し、病院で点滴まで受けたのに、次の日熱が下がったとたん、お母さんに「宿題やりなさい」と言われ机に向かいます。お母さんの心配は、休んだ分の勉強が遅れること。

こどもたちはだんだん傷ついていきます。先生に「(親に)ほかの子と比べて私の心を傷つけないで欲しい」と手紙で訴えてきた女の子。先生はクラスにアンケートをとります。すると「酷いことを言われた」「叩かれた」「無理やり塾に通わされている」など、親から受けた仕打ちが書かれています。先生は、子供たちと親とを話し合わせます。涙ながらに訴えるこどもたち。でも、親たちは「自分たちも会社で成績で判断されてるんだ」「愛するが故の焦りです」―。子供たちはもう何も言えません。

そして、いつもの日常、いつものテストがめぐってきます。中国を支える子供たち。果たしてこれでいいのでしょうか。涙ながらの訴えを聞き入れてもらえなかったこどもたちもかわいそうでしたが、こどもの心の傷を何とかしようとしていた女先生もかわいそうでした。時代の波に押し流されているようで。

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