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女の子度

 私の女の子度、どのくらい?

 『ドラジェ』という小説がある。ある結婚式の新郎と新婦のウラ話を、新郎側の元恋人と新婦の友人の視点から描くというもので、この新婚夫婦はちょっと変なのだ。
その小説での、新婦の紹介はこうだ。

「コイちゃんが結婚するなんて、正直なところ意外だった。高校時代の仲のよかった六人のなかでも、群を抜いて真面目でやぼったく、地味で無口で頑固だったのに。
 コイちゃんは小池昌代という名前なのだけれど、昌代ではなく苗字の小池からとってコイちゃんと呼ばれるところからすでに、女子校においては女の子度の低いしるしだと私は思う。」                             (江國香織)

…えー。低いんだ。
そもそもこの子はコイちゃんに対してあんまり好意的じゃないから、こういう文面になるのだろうが。 かく言う私もMixiでのあだ名は、苗字からとって呼ばれたのだ。女子大において。たしかに、コイちゃんとの共通点は多い。郡を抜いてか知らんが「真面目」と言われた(本人はそのつもり無いんだが)し、やぼったいのは否定のしようが無い。地味だし。無口ではないけれど、頑固かもしれない。そして、到底結婚するようには見えない、本人も思えない。もし私が結婚することになったら、「正直なところ意外だった」 と誰かの腹の中でつぶやかれるのだろう。
 ちなみにタイトルのドラジェというのは、アーモンドを砂糖で包んだパステルカラーのお菓子で、結婚式の招待客に配られることが多い。この小説を初読したときには知らなかったが、その後親が同僚の結婚式でもらってきた。コイちゃんはドラジェという華やかなお菓子ではないのだろう、私も。そういうのが「女の子度の低い」女の子なんだろうか。もうそれに猛抗議するほど若くはない。あ、こういうのが女子度が低いアカシなのかもしれない。
なんか、ちょっと斜に見てしまった。この小説のテーマは恋愛のはずなんだが…。

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コメント

浅木さん、ご訪問ありがとうございました。

私は女の子度低いと思います。おばさんだしー。

また時々おじゃましますね。まだブログに慣れていないのですみませーん。

投稿: アンジェリコ | 2008年1月24日 (木) 10時13分

>アンジェリコさん
来てくださってありがとうございます!
ようこそ、ようこそ。
私は若い頃から女子度低かったです…。
せめて制服着ている間に上げとけば、なんて
今頃になって思います。
私もまだ、ブログ始めて3ヶ月なんで、そんな
慣れてないですよ。
宜しくお願いしますね!

投稿: 浅木 | 2008年1月24日 (木) 16時16分

浅木さんも 江国かおりさん読むんですね!わたしも大好きなんでなんだかうれしです

投稿: さきんこ | 2008年1月24日 (木) 23時00分

>さきんこさん
あんまりガッツリ読んだことはないんですが(^_^;)
彼女はアンソロジーで上手さが光りますよね。
今度ガッツリいってみます。

投稿: 浅木 | 2008年1月24日 (木) 23時49分

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