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第40話「Tuvix(トゥーヴィックス)」

 トゥヴォックとニーリックスが混ざって…トゥーヴィックスが生まれた!

※ネタバレです。

 植物が豊富な惑星に派遣されたのは、トゥヴォックとニーリックスの凸凹コンビ。2人とも、蘭が好き(ニーリックスは美味しい)って言うくらいだから、植物には詳しいんでしょうね。いい天気にウキウキなニーリックスにあきれ気味なトゥヴォック。ニーリックスはバルカンの「一番明るい曲」の弔いの曲を歌居ますが、いつもにましてトゥヴォックらしいトゥヴォック。

ちょっと調子が悪かった転送機が直って、二人を転送しますが、そこに現れたのは、謎の男だった。彼は「トゥヴォックでもあり、ニーリックスでもある」と言った。彼は分子レベルで混ざった2人の融合体であった。ついでに蘭の花まで混ざったよう。科学ラボでスペクトル分析にかけられる融合体。本人は大船に乗ったような気分。自我の意識も一つで確立している。ケスに名前を聞かれて、「トゥーヴィックス」と決めた。そして「ダーリン」と言ってしまう。戸惑うケス。

検査が終わったトゥーヴィックスは、「戦術仕官になりたい」と言い出します。とりあえず会議に出席させることにする艦長。

転送事故の原因は蘭の花かもしれない。それが含む、共生生殖を引き起こす酵素が、分子レベルに分解された2人に影響して、「トゥーヴィックスが生まれた!」。星の天候を待って、蘭をもう一度調べることにする。

その間、ケスと食事をするために食堂へ来たトゥーヴィックス。混乱状態の厨房に乗り込みます。笑うケス。食事もニーリックスより優しい味で作るし、うちとけていく2人。でもトゥーヴィックスが手を握ると、ケスは食堂を出て行ってしまった。

翌朝、トゥヴォックが10日かかると言っていたセンサーの調整を「勘」で済ませたトゥーヴィックス。すっかり順応している彼に、艦長はちょっと不安を感じているようです。

転送装置のテスト。トムとベラナが星に降りて、植物と蘭を転送します。すると、植物の混合体が出来上がった。仮説は立証されたのだ。問題はどうやって元に戻すか。医療用の転送装置で分解しても元には戻せない。ケーキを小麦粉と卵に戻すようなものだ。ドクターは「楽観できない。最悪の場合治療不可能かもしれない」という。

ケスは部屋に戻ってお祈り。そこへトゥーヴィックスがやってきます。恋人と師を一度に失った気分なのだろう。でもトゥーヴィックスからすれば、ニーリックスの愛情も残っている。そんなこといわれてもなぁ…。

困ったケスは、ナイティ姿の艦長のもとへ。艦長はトゥヴォックの手紙を読み返していた。古い友達ですからね。トゥーヴィックスの告白を相談するケス。彼はいい人だけど愛してはいない、ニーリックスのことは諦められないケス。艦長はクルーや自分の、愛する人から遠く離れて辛い気持ちを語ります。いつも揺れてるわ、いつか会えると希望を持つ時もあるけれど、もうマークとは一生会えないのかもしれない…切ないー!艦長、泣きそうです。しかし、「誰にも諦めろなんていうつもりはないわ」そんな艦長の助言を受けて、ケスは笑顔で部屋を去ります。一人、寂しげな顔で立ちすくむ艦長…。艦長には誰が温かい言葉をかけてあげるんでしょう。

2週間がたって、みんな彼の存在に慣れてきた。ケスには距離をおいて考える余裕を与え、戦術仕官としておくすることなく意見を言い、ユーモアのあるアドバイザーとなり、食堂でも活躍している。

ドクターは治療の手がかりを掴みつつある。

ケスは動揺しながらも、トゥーヴィックスと友達になろうと言う。そういう時、ドクターが治療法を発見した。特定の放射能を使ってDNAを選別すればいい。喜ぶケス。ところがトゥーヴィックスは「死にたくない」と言った。

艦長と副長は相談しあいます。悩めるところだ、トゥーヴィックスにも人権はあるのか。トゥーヴィックスを呼んで、自身の意見を聞こうとする艦長ですが、彼は生きたいと言う。自分の権利を声高に主張する。

トゥーヴィックスはあろうことかケスに、分離をしようとする艦長を説得するように頼みます。でもケスにはできない。苦しむケスを抱きしめて、艦長は決心します。

ブリッジで仕事をするトゥーヴィックスは、艦長に呼ばれてもブリッジを出ようとしません。ブリッジクルーの前で、「これは人殺しだ!」と騒ぐトゥーヴィックス。保安部が到着、「一生罪を背負っていくんだ。君たちを許すよ」と当てこすりして医療室へ行きます。重苦しい空気。ドクターは、「患者の意思は無視できない」と言って下がります。かわりに手を下す艦長。無事元に戻った二人を見ても、艦長は笑顔になれませんでした。

はっきり言って、トゥーヴィックスの性格はトゥヴォックのものでもニーリックスのものでもなく、利己的です。気持ちは辛いでしょうけど、それをブリッジの真ん中で言ってどうなるのでしょう。同情しかねます、情けない、みっともない。それでも、一つの人格を消してしまうのは、艦長としても辛かったでしょう。喜ばしいエンディングとはいえませんね。

今回のお題。原題、邦題ともに「トゥーヴィックス」。ほかには何かあるでしょうかね。「共生生殖」?トゥヴォックとニーリックスですから、ちょっと気持ち悪い(笑)。「アクシデント」、「生きる権利」…あんまりしっくりきませんね。

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