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第83話「Hunters(宇宙の闇に棲む狩人)」

 お前たちは獲物だ。そして、狩った獲物は俺のもの。

※ネタバレです。

 宇宙艦隊司令部からのメッセージ。ノイズが多く聞き取りにくくなってます。途中で切れてしまいました。前回ドクターを送った中継ステーションに、情報が残ってしまいました。残りを回収するため、ステーションへ向かいます。一方ステーションの持ち主、ヒロージェンも同じメッセージを受信し、ヴォイジャーへと向かっていました。

帰る方法があるのかもしれないと、希望を膨らませるクルー。それに、地球にいる家族や友人にも思いを馳せます。喜ぶ人や戸惑う人がいるかもしれない、と。とにかく、通信ができるようになるのはホッとするわね、と艦長。

ドクターは天体測定ラボへ往診に出かけます。セブンは再生を後回しにして情報の処理に当たっています。ドクターは前回の活躍に思いを馳せています。そんなとき、ヴォイジャーは重力場の影響で揺れます。まだステーションははるか遠いのに。おまけに、骨も内臓も完全に抜き取られた妙な死体を乗せた船にまで遭遇。

たどり着いた中継ステーションは、10万年前に作られた古いものでした。ですが、重力場つまりブラックホールを動力源に使うというすごい技術。とりあえず、メッセージをダウンロードすると、えらくセンチメンタルな内容。艦長は気付きました、これが地球からの手紙だと。

ニーリックスが、手紙の配達係に任命されました。セブンは他に、暗号化されたデータを見つけました。手紙を受信してからじゃないと解析できませんが、艦長は期待を抑え切れません。セブンにも、「感傷的要素があるんじゃない?」と。

幸せの使者ニーリックスは、副長に手紙を届けにきました。ハリーは、自分への手紙が待ちきれません。次に、トゥヴォックへの手紙を届けにきたニーリックス。トゥヴォックは先述システムチェックを続けますが、ニーリックスは中身をチラ見してしまっていました。妻タペルから。トゥヴォックは息子が結婚して、おじいちゃんになって。さすがのトゥヴォック少佐も、手紙はおおいに気になるようです。

艦長にも手紙が来ました。作戦室で読む艦長。マークからでした。微笑みながら読んでいた艦長でしたが、表情は凍りつきました。パッドから顔をあげる艦長…。

副長は機関室のベラナのところにやってきました。彼に来た手紙はスヴェタという女性から。副長をマキに入れた人だそうです。手紙には、マキがカーデシアに一掃され、ほとんどのメンバーが殺されたというのです。ベラナは、怒りをあらわにします。

食堂では、ハリーが手紙のことでそわそわ。でもトムにはお昼のメニューの方が気になる様子。そこへ、ニーリックスが登場。手紙を配り始めます。でも、ハリーのはありません。

作戦室で呆然としている艦長。そこへセブンがやってきます。データが劣化しているので、ステーションを保護する必要があるのです。シャトルで接近するというセブンに、トゥヴォックと一緒に行くよう指示する艦長。

ハリーはついに天体測定ラボへやってきました。セブンに代わってベラナがデータの処理してます。ハリーが手紙のことを気にしているので、ベラナはきっと手紙はあると、慰めてくれます。

セブンとトゥヴォックはシャトルでお出かけ。セブンは自分が1人で派遣されなかったことを気にしていました。トゥヴォックは、それが艦隊規則に則っているだけだと言います。その時、攻撃を受け、システムがダウンしてしまいました。後方から船が迫っています。トラクタービームで捕まりました。救難ビーコンを発射するしか、できることはありません。

ベラナは、天体測定ラボへトムをよこして欲しいと艦長に通信してきました。なんか元気のない艦長に送られて、ラボにやってきました。トムへの手紙を受信中。でもトムは、茶化してばかりで、待とうともしません。差出人はオーエン・パリス提督。トムのパパでした。ところが、トムは冷めたものです。彼にとっては、ヴォイジャーの暮らしの方がいいと感じていました。なだめようとしたベラナですが、もう我慢できませんでした。自分の友達が死んだことをトムに告げます。トムは優しく慰めてくれました。

作戦室。副長が報告に来ました。トゥヴォックたちが攻撃を受ける前に張ったフィールドのおかげで、受信効率が上がったと。艦長の方は、中継ステーションのことを調べていました。副長は、手紙について聞きます。そして艦長は「婚約者『だった』人」マークからの手紙について話しました。仔犬が生まれたこと、彼が誰よりも悲しみ、生還を願っていたこと、でもそれは幻想だと思いなおして、4ヶ月前には結婚もし、幸せだということ…。「大丈夫ですか」と副長が言うと、艦長は覚悟はしていたけど、突きつけられてしまった、と言います。その顔は、1人の女性のものでした。しかし、そこへハリーから通信が。少しの間副長を見つめていましたが、「艦長」に戻ってブリッジへ向かいました。艦長…切なすぎます。

ブリッジでは救難信号を受信していました。シャトルの中に、誰もいません。

トゥヴォックたちは、骨と武器が山ほど飾られた船の中で縛られていました。先に目を覚ましたトゥヴォックは、セブンを呼んで起こします。ってかね、こうやってベルトで縛ったりするから…。目覚めた2人のところへ、ヒロージェンが。かなりでかいです。トゥヴォックたちを「獲物」と呼び、2人に塗料を塗りつけます。

ヴォイジャーも彼らを発見、通信して交渉を試みますが、余地はありません。非常警報が出されました。

ヒロージェンは2人を標本にすることにこだわっています。

データの回収を同時進行しながら、向かってくる敵にも対抗しないと。ステーションの重力を利用して、敵をつぶそうというのです。揺れ始めた船、その影響でデータは消失してしまいました。重力が増し、ステーション自体がブラックホールに吸い込まれてしまいました。敵船も次々と引き込まれます。ぎりぎりで、セブンとトゥヴォックの転送に賭け、コアに反物質を120%入れて脱出しました。

天体測定ラボへ来た艦長。ステーションは全部使えなくなってきました。暗号と、手紙が2~3通。ベラナは自分で手紙を配りに向かいます。

ハリーには、ギリギリで手紙が取り込めましたが、トムのはできませんでした。

艦長は、ヒロージェンの印象をトゥヴォックから聞いていました。彼らには前回に続いて良くない印象を与えてしまいましたから…。そこへ、副長がやってきます。空気の読める少佐は退散。副長の報告が済むと、艦長がコーヒーを入れてくれました。副長は、ミルクと砂糖、それも2つ入れるそうです。そうか、FANFICで繰り返される副長の甘党説はここからか…。前はコーヒーブラックで飲んでたのに。艦長は午前中だけで4杯も飲んでます。そして艦長の名言「コーヒーは、人類が発明した最高の有機飲料ね」。艦長が心配しているのはクルーのこと。ニーリックスがパーティをしてみんなを励ますそうです。副長は艦長が心配。「元気よ」と強がる艦長ですが。副長が代わりに言おうとしましたが、艦長は自分で言いました。「婚約者を失った」と。いつまでも待っていてくれるとは思ってはいなかった…でも自分は彼の存在を言い訳に、他の男性と親密になるのを避けていたのかも知れない。「もうその言い訳は使えませんね」という副長。そうだ、希望が出てきたじゃんよ~。しっかし、艦長は続けます。δ宇宙域では大忙しだし、結局私は独りなの。副長は「独りじゃない」と言います。2回目の会話。と、その時ニーリックスから通信が入りました。ニーさん!空気読んでー!「すぐ行くわ」と行って立ち上がった艦長、副長が差し出した腕に笑顔で手をかけました。

マークに関してのあれこれは、J/Cとしては「お、これで…(*^^)v」と思うところがありますが、艦長ファンとしては見ていてとても痛ましく思いました。しかしなぁ、正史扱いのペーパーバック「モザイク」(粗筋だけネットで入手)によると、彼と艦長はかなり長く深い付き合いだったということでしたのに、3年でそうなるわけ?死んだっていうならわかるけど、行方不明でねぇ。

今回のお題。原題「Hunters」=「狩人」(兄弟デュオみたい…笑)、邦題「宇宙の闇に棲む狩人」。邦題の「宇宙に」はいらんのじゃないですか?そりゃ宇宙でしょ、STだもん。でもそれより何より、原題も邦題も、違うだろう、と思うのは、今回のエピのメインはヒロージェンではないのに、それを…。家族や友人から届いた手紙だと思うんですがね。私なら、原題「Dear John」、邦題「手紙」にします。「Dear John」というのは、日本語で言うなら「三行半」って感じの、別れを告げる手紙の俗称だそうです。最後のシーンで、艦長が「私は婚約者を失った」というところ、原語では「『Dear John』Letterを受け取った」と言ってます。第2次世界大戦中、戦場に行った軍人の妻が、他に愛し合う人ができたので別れて欲しいということを手紙で送ったことが発祥だとか。まさに今回のケースですよね。邦題は、もっと広義に「手紙」で。ベラナや副長のショックや、トムに届けられなかった手紙、一番気をもんだハリーに届けられた手紙、トゥヴォックが大事に読んだ手紙…。

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