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第68話「Scorpion, Part I(生命体8472・前)」

 最強の敵・ボーグを打ち負かすのは。

※ネタバレです。

 最終的な是非はどうあれ、色んな意味でVOYが大転換したエピソードです。 

2隻の迫り来るボーグ艦。「お前達を同化する。抵抗は」と言ったところで、何者かに攻撃され、破壊されました。

機械をいじりなから、なにやら文句を言うレオナルド・ダ・ヴィンチ。お、新しいホロプログラムですね。艦長を「カタリナ」と呼びます。「キャスリン」のイタリア版でしょうか。作業場の隅を貸してほしいとお願いする艦長。「あなたの側にいられるだけで幸せなの」というなんとも魅惑的な言葉にも動じず、ダ・ヴィンチは「1人でいるのが好きなんだ」と。とかいいながら、自分の発明した機械や設計図で楽しくお喋りします。空飛ぶ機械の艦長の提案に、ダ・ヴィンチは作業場を貸してくれることになりました。そこへ、副長から通信が。

消えた送信機が送信した映像に映っていたのはボーグでした。彼らが支配する、広大なボーグ・スペースに入り込んだようです。重力の穴だらけの北西航路を進むことに。それぞれの対策が話し合われます。最後に、艦長が一言「あなた達一人一人を信じてるわ」長いスピーチよりも、力があります。

艦は一気に戦闘状態に。ドクターは同化ナノプローブに対抗する免疫システムを考案します。その時、ケスは山積みになったボーグの死体を見ます。

幻覚に悩ませられるケス。でも計画を変更するわけにもいきません。と、その時急にワープから外れてしまいました。そこへ、15隻ものボーグ艦が現れます。が、後からヴォイジャーをかすめ、スキャンしただけで去っていきました。ワープも復活。

作戦室。副長が報告に来ます。ついでに食事に誘ってくれますが、艦長はそれを断って、代わりにそれまで読んでいた日誌の話をします。ボーグに遭遇したことのある艦長達の日誌。日誌を読む艦長を見て思わず笑っちゃう副長。それぞれの人物になりきっちゃった艦長は、吹き替えも面白いです(それぞれ似ているかは別として)。少し気が緩んだか、艦長は本音を語ります。

どこが限界なのか、どこで諦めるべきなのか…それを先輩艦長が教えてくれるかと思ったけど、結局私は一人。それに副長は「私が付いています。一緒に立ち向かって、正しい決断を下しましょう。あなたは1人じゃない」、艦長も応えて「3年前は名前も知らなかったのに、今はあなたなしじゃやっていけない」と。この会話だけでも、このエピをJ/Cの第4の聖典にしたいところですが…そうもいきませんね。いい雰囲気になったところへは、必ず入る通信。

ボーグの信号がピタリと途絶えた。向かってみると、粉々なボーグキューブが。何者かが破壊したらしい。破片に張り付いた謎の有機体を見つけました。でも、転送もトラクタービームもきかないので、艦長は副長達をキューブに送ることにします。まだボーグの反応がある、危険なキューブに。

壊れたボーグ、それを修理するボーグ、副長たちを無視する彼らをかわして、ハリーが見つけたのは、ケスが見た幻覚にそっくりなボーグの死体。そしてエイリアンの船へ乗り込みます。ハリーを情報収集に置いて、2人は入っていきます。

有機質の船の内部は、まるで腹腔に入り込んだみたい。そこにいたボーグの死体は、謎の蔓状のものに侵食されていました。

残ったハリーは、ボーグとは違う気配を感じ取ります。気配の方へ向かうハリー。

医療室で仕事をしていたケス。ハリーが危険にさらされる映像を見ます。

そのハリーに呼ばれて、副長達が合流。何者かを見つけます。艦長は転送を試みますが、生体電気の影響でできません。ベラナがとっさに思いついた、骨格ロックでなんとか収容しますが、その前にハリーは謎の生命体に襲われました。

バイオシップが動き出したので、ヴォイジャーも退却。ところがバイオシップの攻撃に遭います。たった1発に翻弄されるヴォイジャー、艦長もベラナもトムもブリッジに投げ出されます。すっごい強力。

ワープでかわした後、ケスが見た幻覚の内容を聞く艦長。ケスは「ボーグより彼らの方が恐ろしい。『弱いものは滅びるのだ』といっている」と。

新たなボーグや生命体との接触がないので、コースを維持することにしたヴォイジャー。ハリーは、あの生命体の細胞に、生きながら食われています。ドクターはナノプローブを改良してエイリアン細胞に似せた生体電気を発するようにしました。でも、数をつくるには日数がかかります。それまでもつか。艦長は「戦いなさい。これは命令よ」と呟くのでした。哀れハリーは涙を流すことしかできません。

ボーグは彼らを「生命体8472」と呼んでいたが、連戦連敗。北西航路に到着すると、バイオシップの群れがブラックホールから出てきていました。ケスによると、これは悪意を持った侵略。

追い詰められた艦長、副長に眠るよううながされますが、眠れずにホロデッキへ。ダ・ヴィンチに相談。「神に問おう」という彼の言葉とろうそくに照らされた影を見て艦長は「悪魔にすがったら…」と。

悪魔、つまりボーグと取引をしようと提案した艦長に、みんなびっくり。ドクターが開発したナノプローブの改良方と引き換えに、ボーグ・スペースを通してもらう。上級仕官は指示に従ってくれましたが、彼らが去った後、副長が異議を唱えます。「狐を刺したサソリは『本能』だと言った」というお話まで飛び出して。でも艦長の考えは変わりません。「ときどき頑固になるから…」副長、その言葉逆効果ですよ。「『あなたは1人じゃない、一緒に立ち向かおう』と言ってくれたのに」と艦長は言いますが「艦長命令には従いますが、私の考えは変わらない」と言われて、「結局私は、一人なのね」そして『艦長として』「下がって」と…。艦長だって副長がきっと支持してくれると信じて計画に踏みきったのに、これでは不安が残ります。

ボーグが同化した惑星に来たヴォイジャー。ボーグ艦に取り引きを持ちかけた艦長は、ボーグ艦の中に転送されました。「今すぐ情報を渡せ」というボーグに交渉を続けていると、8472の攻撃が始まりました。

バイオシップは9隻で連携して、惑星を1つ破壊してしまいました。

To Be Continued.......

く、暗い…、シーズンファイナルでスケールもでかいし話もぎっちり詰まってるけど、暗い。絆を深めるかと思った艦長と副長の関係まで不穏になって―。もうこれ以上話を進めないでほしいとさえ思ってしまいます。

今回のお題。は、前後編ですので次回へ持ち越し。

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コメント

まだ後編は未見なんですが、ボーグがこんな形で登場したことには些かショックです。
ハリーが生命体に同化されている姿もショックでしたが。
最強の敵と思っていたボーグが簡単に生命体にやられてしまうなんて思いもしませんでした。
艦長のとったボーグとの取引、大胆でいいと思います。副長が反対するとは思いませんでした。

投稿: モリー | 2008年3月 3日 (月) 18時33分

>モリーさん
私は他シリーズを見ていないので、「ボーグってこんなもん」って思ってました。いろいろ調べると、ボーグ艦が大群で出てきたことだけで、それまでのシリーズとは扱いが違うようですね。
ハリーはいつもほんとに哀れな…。制作側の軽いいじめですよね。
ときどく、艦長という人はそうなるべくしてδ宇宙域に飛ばされたのでは、とさえ思うときがあります。組織のなかで命令を受けてミッションを遂行するだけの人ではないですし、この発想力はすごいですよね。

投稿: 浅木 | 2008年3月 4日 (火) 02時04分

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