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第93話「One(放射能星雲の孤独)」

 みんなが寝静まった静かなヴォイジャーで、ひとりぼっち。

※ネタバレです。

 食堂。セブンはハリーとベラナに話しかけます。まずハリーに出身地を聞き、返事を聞かないうちに、ベラナにマキへ入った理由を。それも聞かないうち矢継ぎ早に…最後にトムとベラナの関係まで聞いてきます。ベラナが怒ったところで、プログラム中断。ドクターの社交術レッスンホログラムでした。

ヴォイジャーは道の物質を含む巨大な星雲に差し掛かります。弱い放射能が…と言いかけて、ハリーは頭痛を覚えました。他のブリッジクルーも次々と倒れます。ハリーの手には爛れも。ついには艦長と副長も、頭を抑えて座り込んでしまいました。

激しい痛みの中、艦長はトムに反転を命じますが、トムは倒れてしまいます。艦長は医療室に助けを求めますが、そこも患者でいっぱい。セブンがブリッジに向かいます。トゥヴォックがなんとかコースをセットし、星雲から脱出。痛みは消えました。しかし、たどり着いたセブンがクルーの1人を見ると、彼は死んでいました。

星雲は110光年以上にもわたります。中を突っ切っても約1ヶ月、迂回しようとすると1年もかかってしまいます。しかし、星雲の中で数分も持たないクルーが、1ヶ月も耐えられるはずがありません。でも艦長は、なんとかここを通過しようと考えてます。これまで危険な障害をいくつも乗り越えてきたのですから。

ドクターは、解決策として1つの提案をします。クルー全員が休眠カプセルに入り、眠っている間に星雲を通過すること。ドクターだけがクルーのケアと船の調整をするのは正直、不安な艦長。でももう1人、星雲の影響を受けないクルーがいました。セブンです。艦長から任務の説明を受け、自信を見せるセブン。普通の人間でも長期間の孤独には耐えられないというのに、ボーグドローンだったセブンは大丈夫か、と問う艦長に、セブンは言います、もう自分は人間でもドローンでもないと。やりきるというセブンに、艦長は任務を任せることにしました。ただし、ボスはドクターですが。

休眠は最低1ヶ月。上級士官でさえ、不安を隠せません。解散後、副長さえも不安を口にします。彼の場合は、後を任せるのがセブンだということ。艦長とセブンの独特の関係を少し説明して欲しいと言います。艦長は、ただ感じるところがあるからだと。副長は、艦長を信じることにしました。

仮眠ポッドが並ぶ部屋で、トムがブーブー言ってます。どうやら、閉所恐怖症のトムは、狭いポッドの中が嫌なようです。ハリーにからかわれ、艦長になだめられてようやく中に。みんなが入ったのを見届けて、艦長もポッドに入りました。これで、2人です。

それから10日目。セブンは順調に任務をこなします。食堂でドリンク状の栄養物を(一応座るのね)とり、各部署で機器を調整。コースも直します。休眠ポッドを抜け出したトムも元に戻します。しかしドクターは、セブンがイラついているので、ホロデッキで人と触れ合うように命令します。

今度のプログラムは食堂でパーティ。艦長、ワインレッドのドレスがステキです。肩も胸元もザックリ開いていて、かつ上品で。セブンの話題はまるで定例会議です。とその時、反物質タンクに異常が。機関室へ向かうセブンですが、ドクターはプラズマだらけで危ないと言ってきます。ところが、機関室は異常なし。センサーの誤報でした。修理に入ったジェフリーチューブでドクターは文句ブーブー。セブンも慣れてきました。

しかしその時、ドクターのプログラムが異常を起こしました。医療室に駆け込み、プログラム事態は難を逃れましたが、モバイルエミッターがだめになりました。ドクターは部屋から出られません。1人でもやり遂げる、というセブンですが、不安な表情が見て取れます。

氷山に、たった一人のセブン。再生中に見た「不愉快」な夢でした。29日目。船の仕事も増えたのに、ドクターは医療室です。しまいには、コンピュータの反応もおかしくなってます。セブンはヴォイジャーの位置を確認。星雲脱出まで、あと6日です。セブンはトムの声を聞いたように重い、ポッドのある部屋に向かいますが、誰も起きてはいませんでした。

誰もいないはずの星雲内で、船が接近してきました。取り引きが成立し、男が来ます。ボーグも知らないという男、星雲の放射能には耐えられる体質のようです。種族で初めての星雲横断を目指しています。男はセブンに言います「一人ぼっちで寂しくないか?」ボーグを知らないというのはウソでした。しかもまだ帰らないとぬかします。フェイザーを突きつけ、男を送っていくセブン。そこへ、再びトムの声が。その隙を見られて、男に逃げられました。

ドクターはセンサーをチェックしますが、生命反応がありません。船もメンテナンスがどうにも進まず、エイリアンにも気をつけなければ…。セブンは自分を奮い立たせますが、でかいほうのフェイザーを手におっかなびっくり廊下を歩きます。聞こえてくるのは、助けを求めて苦しむクルーの声。ポッドの部屋へ行くと、みんな寝ています。廊下を歩いていると、あのエイリアンが通信してきました。返事をするように求めてます。ワープコイルが破裂すると脅されて、機関室へ駆け込むセブンですが、コアは無事。トムやハリーが燃える幻覚もあいまって、セブンはトレイジス(エイリアン)と話すことにします。セブンは彼がいるブリッジを酸欠にしました。ちょうどドクターのエミッターも直ります。でも、機関室に来たのはトレイジス。フェイザーも利きません。ところが、ドクターが来たら、彼は消えました。彼自体が幻覚だったということです。放射能で、ボーグインプラントにも異常がでているのかもしれません。ドクターがついてる…というとき、EPSコンジットがオーバーロードし、ドクターが消えてしまいました。

たった一人になってしまったセブン。天体測定ラボでヴォイジャーの位置を確認します。すると、ハリーの幻覚が出てきました。やけどを負ってます。あと17時間です。廊下は一面緑に見え、ボーグも現れます。固体になったセブンは弱く惨めだと。ブリッジへ行くと、上級士官が火傷を負って迎えます。みんなセブンがもたないと次々に言い放ちます。あと41分。休眠ポッドを見に来たセブン。艦長の幻覚が追い詰めます。あと11分。艦長の幻覚は「さよなら」と言い、離れていきます。セブンは座り込み、自分に言い聞かせます「適応できる…私は…」意識を失いました。

目覚めたセブンを、艦長たちが見下ろしていました。無事任務を果たしたセブンです。ドクターもほめてくれ、セブンはクルーの役に立ててよかったと言いました。

食堂で団欒するクルー。セブンがやってきました。誰かと話をしたかったと言います。トムが抜け出していたことも暴露して、きちんと会話になってます。

今回、ほんとにセブンを「よくやった!」と褒めてあげたいです。よく頑張りました。

今回のお題。このコーナーは、邦題へのグチがメインですが、今回の原題「One」はシンプルすぎて分かりにくい感じですね。せめて「Solitude」とか「Alone」くらいにして欲しいかも。じゃあ邦題がよかったかというと、それもねぇ。「放射能星雲の孤独」、惜しい感じもしますが。「孤独の星雲」とか、なんかそういうのに…。

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