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第103話「Thirty Days(水の惑星に消えた夢)」

 父さん、聞いてほしいことがあるんだ。

※ネタバレです。

 作戦室。重い口調の艦長は、トムに少尉への降格と30日の拘束を命じました。保安部員とトムが出て行ってからも、じっとその場に立ち尽くしています。

拘束室へ向かうトム。廊下にいたベラナたちも複雑な表情です。拘束室へ着いたトムは、コムバッジを外して中へ。

上着を脱ぎ、退屈したトムは腕立て伏せを。ニーリックスがやってくると、カウントを誤魔化しました。もう1週間経っていました。トムはついでにパッドも頼んでいました。ニーリックスが去ると、記録を開始。それは、お父さんへの手紙でした。そして話し始めます。自分が何故こんな処分を受けることになったのか…。

ことの始まり。ある日、トムはキャプテンプロトンを楽しんでいました。悪魔の双子姉妹を演じるのは、噂のデラニー姉妹です!やっと姿を拝見できました(^_^;)。いいところで、上級士官に召集がかかります。2人と別れて、お喋りし。ハリーは双子の1人にご執心です。ブリッジへ行くと、艦長たちが見つけた星が映し出されました。その星は、一面海。そこから出てきた船は、ヴォイジャーに攻撃を仕掛けてきました。お返しに武器システムを攻撃すると、モニアン海洋国のバーカス執政補佐官が通信してきました。

お互い理解し合え、ヴォイジャーに招待された補佐官ご一行。彼らの祖先は放浪の末、300年前にこの星を見つけたそうです。珍しい星に興味津々のトム、一緒に会議室までついてきます。星では、水が抑制力を失い、体積を減らしていました。困っているものの、水圧に耐えられないモニアンの船では星の奥までは行けません。トムは、思わず協力を申し出ました。

作戦室。艦長に海への思い出を語るトム。「海底2万マイル」「白鯨」「勇ましい船長」…実は海上パトロールに入りたかったトムですが、父パリス提督の考えで艦隊に。艦長は、トムのフライヤーでの任務を許可しました。

セブンがフライヤーをちょちょっと改造し、大荷物の執政官助手とトム、セブン、ハリーで航海に出ました。海深く潜るフライヤー。酸素と真水を作る大きな工場があります。

艦長は作戦室に執政官を呼び出しました。抑制減少率は予想より遥かに早く、5年で海はなくなってしまいます。艦長は住民の避難をと助言しますが、お偉いさんに進言する自信のない執政官は、フライヤーに望みを託します。

そのフライヤー。段々水圧がすごくなってきました。モニアンたちが入ってきたことない場所に、建物がありました。おそらくそれが故障して、水の抑制力がなくなってしまったのでは?おまけに、巨大な電気ウナギもどきまでいました。そいつにやられて、フライヤーには亀裂が。推進力も停止しました。

それを語る拘束室のトム。すると、ヴォイジャーも大きく揺れます。トムなしで、敵の攻撃をかわしたヴォイジャー。頭を打ったトムは、ドクターの治療を受けました。これは、拘束10日目の出来事。

話はフライヤーに戻ります。水漏れを止めたトムは、調査の続行を主張します。そのころ、ヴォイジャーでは海面からの水漏れを見ていました。

深海の機械、リアクターは自分の構造維持のため重力やなんかのパワーを回していました。海水濃度の上がっていることに対する自己防衛です。一時的な処置を施し、上昇するフライヤー。ヴォイジャーでは、海面の抑制を感知しました。

トムはリアクターのデータベースから、星の海が以前は別の星の海を機械によって引き寄せたものであることを見つけました。ついでに、リアクターの自己防衛は、後から来たモニアンの酸素生成工場が原因であることも。

拘束室のトムは、悪夢を見ていました。面会に来たハリーに起こされます。彼にも、なかなか素直になれないトム。

フライヤーは無事帰還。その情報と、フライヤーの技術、それに酸素生成の新しい方法を教えてもらった執政官は、助手リガの助言も、艦長の提案もトムの必死の訴えもなんとなく聞き流すばかりです。2人は帰った後、艦長はトムが正しいと認めた上で、午後の出発を指示しました。

ホロデッキで1人考え込むトム。ベラナが話を聞きに来てくれました。「海がなくなる」ことを忘れられないトムは、帰っていくリガを引きとめ、遠まわしに酸素工場の壊し方と、内政干渉ではなく星の人間を手伝うのならいいと。ちょっと待て、酸素工場止めちゃったら、そこの酸素で生きてる住民はどうなるよ?

とかいう私の疑問もほっとかれ、艦長の理解もほっとかれ、トムとリガはフライヤーで無許可発進。ヴォイジャーもモニアンも敵に回したことになりました。艦長命令と分かって、通信を切るトム。艦長はやむなく、工場に近づく時を狙ってトムを攻撃。それは、トムの爆弾を相殺するものでした。

作戦室。最初のシーンに戻りました。

そして、30日後。トムはトゥヴォックに起こされ、拘束室を出て行きました。部屋に通信してきたベラナに「命令」され、夜はデートです。トムは、文末の記録を始めました。少しは分かってほしいと。それをファイルし、地球に接近したときに送信するよう設定しました。

このエピ。今回は言葉じりもいつもよりやや乱暴なトムの暴走でした。それを止めようとした艦長の命令を無視したのですから、罰を受けるのは当然といえば当然でしょう。セブンも出てきたばかりのころは禁固処分受けまくってますから。しかし、これほど厳しいものになったことを批難する人もいるようです。ジェインウェイ艦長が「艦隊の誓い」を破ったトムに対して罰を与えるのか、と。でも私は、「艦隊の誓い」という名目で処分を下した艦長の本心は、本当は別のところにあったのでは、と思います。トムの正義も認めた上で、トムを含めたクルーに危険が及ばぬように、「これ以上は干渉しない」と決めたのに、それを台無しにしてしまったのです。規則も大事ですが、彼自身を危険に晒したことへの罰、と言ったところでしょうか…。あ、いや、分かりませんが。もう1つ言わせてもらえば、この30日でトムに何らかの変化がほしかったものです。

今回のお題。原題「Thirty Days」=「30日」。珍しく邦題より華に欠ける原題です。邦題「水の惑星に消えた夢」。詩的ですが…「消えた夢」ってなに?それに水の惑星じゃなくて海の惑星の方がいいな~。或いは原題に倣って「拘束30日」ってのにします?なんか、古臭いですけど。

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