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半年で2回フラれた女 

 友人X美の場合。

※裏浅木です。

 久々の裏浅木です。今回はタイトル通り、「半年で2回フラれた女」です。それぞれ、別の男性に。実は去年の出来事なんですが、人の噂も75日…で、おそらくX美にとって散々だったであろう年の終りから、少し間を空けてみました。

2007年年明けの記事には、前年を振り返り、2007年の抱負を述べ、ついでに細木数子の占いが載っていました。「今年は気持ちが乱れがち」なんだそうで。後から考えれば、先日テレビから消えたこのおばさんが恐ろしくなるような内容ですが、X美はその結末を知る由もありません。

それから少しして、X美は新しい職場に就職しました。このとき既に、年下の男と付き合っていて、結構長い付き合いだったと記憶しています。

仕事にも慣れてきたころ。このころはまだ幸せいっぱいで、お母様から恋愛について聞かれても、さらりと流す余裕さえありです。さらに遠くにいたお父様に「素直に『会いたい』って言わないと、男にもてないぞ」と言われ大爆笑。なかなか開けたご両親です。

が、翌月悲劇がおとずれます。記事の始まりは「今日フラれました」…。どうやら「重い」と言われたようです。これはさぞかし相手に対する罵詈雑言が飛び交うのでは、と思いきや、X美が綴ったのは相手(A君とします)との美しい思い出、A君への感謝、そして自分への後悔でした。最後には、これから楽しみにしていた彼の誕生日やほかのイベントにいけないことが悲しく、それらの日々を鬱々とした気分で迎えなければならないことに不安を感じている、という内容で締めくくられ、切なくもけなげな記事となっていました。友人たちからは励ましと同情のコメントが寄せられ、それに「ありがとう」と答えるX美とともに、美しき友情が溢れていました。

健気に失恋を乗り切ったのか、と思われたX美でしたが、その後なんとA君にメールを毎日のように送っていました。夜になるとたまらなくなるらしく、いけないと分かっていてもメールしてしまう。当然、A君のほうは気持ちがないわけですから、そっけない返事が来て終り。返事が来るだけ、ある意味すごいですが、X美にとってはかえって悲しみを増幅させるだけのようで、それから星空を見ながら一晩中泣き明かす日々が続くのです。ひと月ほどたつと、返信さえ届かなくなり、どんどん暗闇に落ちていくX美です。

ところが、恋の神様はX美を見捨ててはいませんでした。ある男性が「俺が待ってるって言ってただろう」と。今度は年上の人、これは完全なアプローチでございます。最初は冗談かと思われた彼(B君としましょう)のデートのお誘いに、X美は一気に色めきたちました。でも、まだA君のことが忘れられないX美は、B君の情熱的な恋のささやきにもなかなか一歩を踏み出せずにいました。「男性不信」をにおわせることも書いています。

季節が変わるころ、そんなX美の気持ちに変化が現れます。記事にはB君を「段々大事な存在に」なってきている、と記していました。そして、この恋は失いたくないと。あら、付き合い始めたので。B君はこっぱずかしいことも平気で言えるたちらしく、中でも「X美と一生ずっと一緒にいたい」というのがキメ台詞らしいです。ここからは、もうのろけの嵐が続きます。どの記事にも、必ずB君が登場し、ステキな殺し文句を吐いてくれます。有名遊園地への10代さながらのデートや海辺の夕日を見にドライブしに行ったことや。時にはA君を思い出し「今日はつまらん」とわがままを言うことさえあったようですが、年上のB君はそれを優しく包んでくれました。

付き合い始めて2ヵ月後。このころ急に記事からB君の影が消えました。ん?どうしたのかしら、と思っていたら、それから半月ほどして、「フラれました」。ええー!って感じです。季節はA君の時と丁度真逆。前回から5ヶ月ちょいで、年上のB君との恋は終りを告げたのです。

ここで、X美は驚きの行動にでます。また、B君に対してメール攻撃を始めたのです。今度は「別れたくない」と直球勝負。遂には職場へ押しかけようとまでして、「今日は会えない」と冷たいメールをもらう羽目に。そして「もう君の元には戻らない」とキッパリ言われてしまいました。それでもB君のステキなところを列挙し「側にいたい」と繰り返すX美の記事には、今度は友人たちから叱咤の声がちらほらと。しまいにはB君はアドレスを変え、X美からの連絡は不可能になってしまったのでした。B君よ「一生ずっと一緒にいたい」のではなかったのか…。熱しやすい人ほど、冷めやすいのですね。

彼女がフラれると、このようなプロセスをたどる、というお決まりのパターンがあります。まず、「泣く」…まこれは普通ですね。そして相手にメールを送り、返信されなくなります。それでも記事には「彼のこういうところが良かった、ああいうところがステキだった」と彼を褒めちぎり、「私がこうすればよかった、こんなところが嫌われちゃった」と自分への後悔を綴る。そして、衝動買いに走る。

大学時代からの友人であるX美は、明るく楽しくしっかりした、「大人の女」を思わせる子でした。しばらく会っていませんが、その間に変わってしまったのか、どうも恋愛に関しては些か幼いような…。

「失恋から立ち直るには、新しい恋をせよ」という誰かのえらーい言葉どおり、A君との失恋を癒すクスリはB君との恋愛でした。しかし、そのクスリに思いっきり副作用がでたがごとく、かえってX美の心を深く傷つけました。そういう意味では、とても可哀想ではあります。同じ女として、元彼sを、特にB君はちょっと許しがたい。

でも、あえてX美に一言。X美、フラれたら彼にメールするのはやめようよ。代わりに彼のワルグチいっぱい言って忘れよう。

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