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第100話「Timeless(過去を救いに来た男)」

 15年前のミスは、もう取り返しがつかない?

※ネタバレです。

 VOY100話目の記念エピソードです。また、日本の放送ではこれを含め先4話の順番がめちゃくちゃですが、このレビューではDVDに則って進めたいと思います。

氷と雪に覆われた大地に転送されてくる2人。トリコーダーで何かを探しています。雪を払いのけ、凍った大地の下に見つけたのは、ヴォイジャーでした。

中へ転送される2人。マスクを外すと、それは副長とハリーでした。霜を払ってパネルを出しました。10から下のデッキがありません。パネルも切れてしまいます。

ブリッジへ来た副長。クルーの凍死体があります。操舵席の近くには、トム。更に奥には艦長。そしてセブンの遺体を見つけると、テッサという女性に通信しました。この人、ER緊急救命室でグリーン先生の元奥さん役だった女優さんです。セブンの死体を収容するテッサ。

ハリーは医療室へ来て、ドクターを出しました。モバイルエミッターを渡して、行くぞと言います。状況を知りたがるドクターに、副長がやってきて一言「歴史を変えに来た」。

紙ふぶきが舞う機関室。「量子スリップストリーム」の完成パーティです。艦長は、異質な技術に艦隊がなんていうか心配ですが、副長が大丈夫だとなだめます。その副長を艦長はディナーに召喚。ニーリックスはタラクシア毛バエをベラナにプレゼント。宇宙旅行のお守りだそうですが…ねずみ大のハエです。そういえば、「巨大ウイルス」の時、6センチのハエがいるって言ってましたね。一方セブンは自分の手をまじまじ見つめてます。眩暈に、ふらつきが。たった1杯のシャンパンですっかり酔っ払ってしまい、ドクターの胸をバシバシ叩き「我々は同士だ」と。みんなが浮かれる中、トムだけは浮かない顔でワープコアをチェックしてました。そしてハリーに言います「リコールになる」と。彼の行ったシュミレーションでは位相変動が0.42にもなっていて、スリップストリームでは致命的です。

ホロデッキでシュミレーションする2人。上手くいかずに停止します。もう23回やってますが、全部事故に終わりました。艦長たちに報告する2人。唯一の希望は、ハリーの提案です。デルタフライヤーでヴォイジャーの一歩先を飛び、位相変動を察知、修正値を送る。2~3秒しか時間がなく、かなりキワドイ案ですが、艦長はフライトプランを見てから決めると言いました。

その夜、艦長は副長を部屋に呼び出しました。そこにはピアノが流れ、ろうそくの灯が。艦長はδ宇宙域最後の夜を祝うと。ハリーの案を決行することにしたのです。不確定要素が多いと心配する副長ですが、「ついてきてくれる?」と艦長に言われ「もちろん」と答えました。これ、原語では「Are you with me?」「Always」というとってもロマンチックな台詞なんです。そのあと、ディナーを楽しむ2人。副長がテーブルに置いたパッドは、そのまま凍りついていました。

それから15年が経っていました。副長とハリー以外の全員がヴォイジャーの墜落で死亡していました。2人だけは、そのままスリップストリームで帰還。でも、艦隊はヴォイジャーの捜索を打ち切り。彼らは艦隊から時を越えてヴォイジャーに新しい修正値を送るため、セブンを探しに来たのでした。彼女の脳内ビーコンから時間を割り出し、艦隊から盗んだ技術で過去のセブンへ修正値を。

その時、テッサが艦隊の船が近づいているといいます。2人は指名手配されていました。テッサは副長の恋人になっています。その2人はブリッジにやってきますが、テッサでは情報が読み出せません。副長は複雑な面持ちで副長席につき、自分のコマンドコードを。そこには艦長の声が入っていました。心が痛む副長。でも一方で、テッサに申し訳ない気持ちも。彼女との日々は、もう消えてしまうからです。

ハリーはドクターと一緒にセブンの頭を解剖。ハリーは辛い思いを色々したようです。自分の15年前のミスを悔やみ続けて、無法者に。その時、艦隊の船に見つかったフライヤー。もう時間がありません。

15年前、準備ができました。緊張のトランスワープが始まります。

テッサたちのフライヤーは、ラフォージ艦長のギャラクシー級船に追われています。彼の説得にも、副長たちは応じませんでした。

スリップストリームに突入したヴォイジャー。位相変動を感知。ハリーは修正値を出し、一度は船が安定しましたが、再びヴォイジャーは揺れ始め、デルタフライヤーとの通信は切れ、制御不能に陥りました。

15年後のドクターは時間を割り出し、ハリーが新しい修正値を送信。15年前のセブンがそれを受け取りました。しかし、その数値でも制御は利かず、ヴォイジャーだけがストリームからはじき出されました。残ったフライヤーは、そのまま進むしかありませんでした。

ヴォイジャーは通常空間にでたものの、このままでは空中分解してしまいます。急いで見つけた星に着陸しますが、降下の速度が速すぎて、雪原へ墜落。

修正値を送信しても、未来は変わりません。修正値を修正しなければならないので、ハリーはパニックですが、ドクターの提案で、スリップストリーム自体を消す数値を送ることに。しかし、フライヤーのワープコアは爆発寸前だし、送信機のパワーが足りません。とっさにモバイルエミッターの動力を使ったハリー、送信直後にフライヤーは爆発しました。

さっきのシーンが繰り返されます。セブンが送った修正値で、フライヤーとヴォイジャーはフリップストリームから出ました。でも今度は、ダメージがありません。

それでも10年の旅を短縮したヴォイジャー艦長はスリップストリームの撤去を命じ、いつもの旅に戻りました。

食堂。修正値を調べるハリーの元へ、艦長がやってきました。艦長が持ってきたのは、未来のハリーから、ハリーへのメッセージでした。

100話目とあって、スケールの大きな話、コマ割の巧みさ、大物ゲスト、そして圧巻の墜落シーンなどなど、見所はたくさんありました。でもでも、根本的な話として、スリップストリームは「封印」されたはず…。そこのところどうよ?あと、副長と比べてハリーは心持老けすぎのような気もします(笑)。

今回のお題。原題「Timeless」は「永久の」か「時を越えて」といったところ。邦題「過去を救いに来た男」。ある意味そのまんまです。まネタバレの連鎖から脱出しただけでも、よしとしなければいけないのかもしれません。

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コメント

封印されたはずのスリップストリームを100話記念でやってくれたのかなと思いました。
でも、これで本当に封印?
ラ・フォージ艦長に未来の副長、ハリーが見られたのも楽しかったです。

>副長と比べてハリーは心持老けすぎのような気もします(笑)。
ハリーは副長より苦労が多かったんでしょうかね(笑)。

話は全然違うんですがグリムス始めたのですか。
どんな樹に成長するか楽しみですね。

投稿: モリー | 2008年12月15日 (月) 18時32分

>モリーさん
>>これで本当に封印?
いつかのベラナじゃないですけど、理論化だけなら…って程度じゃないでしょうか。あるいは、δ宇宙域の新たな種族に出会って、新たなテクノロジーが出てきたら、また研究を進めるかもしれませんね。

はい、グリムス始めました(冷やし中華みたい・笑)。枯らさないように頑張ります(^_^;)。

投稿: 浅木 | 2008年12月16日 (火) 04時59分

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受信: 2008年12月15日 (月) 18時34分

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