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第115話「Juggernaut(憎しみはコロナの果てに)」

 マロンの船には、化け物がいる?

※ネタバレです。

 宇宙に排気を撒き散らすマロン船。中では、マロン人のクルーが穏やかに会話していました。しかし、船に異常が起きて通信機も使えません。1人は、コアに行って密閉するよう他のクルーに命令しました。

トゥヴォックの部屋で瞑想の訓練を受けていたのはベラナ。機関室でドクターのカメラを壊してしまったのです。子供のころを思い出し、一番初めに抱いた激しい怒り…「カメおでこ」とあだ名をつけた同級生のことを話すベラナ。仕返しはかなり激しかったようです。そのことと、ドクターのことを重ね、怒りを抑えなくてもいいと言うベラナに「カメおでこ君」と挑発するトゥヴォック。彼を殴るほどおろかではないベラナですが、レッスンは中断してしまいました。

ブリッジでは救難信号を受信。発信源にたどり着くと、そこには脱出ポッドが沢山浮いています。生き残ったのは2人でした。内1人、フェセック管理人は、船が放射能に汚染され、わずかなクルーとポッドに乗ったのでした。フェセックは、爆発が起きれば汚染物質に火がつき、3光年以内のものが全て吹っ飛ぶと言い出しました。急いで貨物船から距離をとるように指示した艦長でしたが、放射能のせいでワープできません。そうなれば、と艦長は爆発を止める方策を探ります。

ブリッジ。爆発を止められないというマロン人2人を責めるベラナを止めつつ、艦長は派遣チームを送ることに。すると、マロンには貨物船の廃棄物から生まれた怪物の言い伝えがあることがわかりました。ゴジラの設定に近いですね。

一番放射能が少ないところから、1つずつ放射能を除去して上がっていくことに。以前ゴミを扱っていたニーリックスが役に立ちます。そして、ドクターの予防注射を受けにマロンの2人が去った後、副長はまたしても嫌味しか言わなかったベラナをたしなめました。

食堂で、ニーリックスはなにやらクリーム状のものを混ぜていました。タラクシアの放射能予防薬。そこへ副長がやってきます。ひどい臭いのようですね。しかも、口にするのにだいぶ勇気のいる味のようです。(笑)

任務へ向かうベラナを、トムが見送ります。「いつも、私VS全宇宙なのよ」というベラナに、トムは励ましの言を。扱いがうまくなりましたね。

空気が悪く、静電気で爆発を起こす船内。狭い通路に入るため、フェセックと2人になったベラナは、彼から意外な事を聞きます。フェセックは実は彫刻家で、美しいマロン母星を守るために放射能に身を晒しているのでした。

2人がエアロックを開けても何かが詰まっているようです。汚染されているその区域に、ペレク(マロン人2)が行ってみると、誰かがいるようです。彼の悲鳴を聞いて副長たちが駆けつけると、誰かに襲われたらしいペレクは「化け物」がいたと。その正体を言おうとしましたが、彼は息絶えました。遺体をヴォイジャーに転送し、今度は副長とフェセックがエアロックに行くことに。

計算上は間に合わない派遣チームのミッション。艦長は別プランを立て始めていました。恒星のコロナに貨物船を入れて爆発させれば、あるいは。

放射能の影響が出始めたベラナは、副長に言われて貨物船の医務室に。とても清潔とはいえない部屋ですし、取り残されたコア専門の労働者が死んでいました。痛そうな注射。

天体測定ラボで艦長のB計画に必要な計算をとりに来たトゥヴォックは、セブンのC計画を聞きました。運がよければ、というバルカン人らしからぬ言葉にセブンが驚くと「艦長の下にいると時に信じたくなる」と。セブンも納得の返事のようで「何事も成功率が通常より高いようだ」。去り際にトゥヴォックは「D計画もあるのかな」と聞きました。さすがに、そこまではないようで。

手早く作業をこなしていた派遣チームですが、あと3デッキと迫ったところで、突然自分たちのいるデッキのエアロックが開いてしまいました。急いで退避するその途中。殿にいた副長に、飛んできたスパナが当たります。副長がいないことに気付いたベラナが通信してみても、返事はなし。慌ててヴォイジャーに転送を指示。「無事だ」という声を聞いたベラナは、フェセックに詰め寄りました。その様子を、影から誰かが…。

Bプランを進める艦長の元に、トゥヴォックが報告しにきました。副長は無事、代わりに自分が行こうかと。艦長は、ベラナを信じているから、彼女に任せると言い切りました。そのベラナ、マロン船の中で、なんと瞑想していました。汚染を除去したニーリックスは驚きます。

コントロールルームの中は、ヴォイジャーからは確認できません。安全なハズの中に入って、とりあえず修理する方向で作業を始めますが、爆発まで時間がありません。

医療室で意識を取り戻した副長に、ドクターがペレクの死亡時の状況を聞きました。遺体に付着していた組織は、放射能に免疫のある動物か、人のもの。セブンにセンサーを調整させると、他に誰かがいました。そいつに妨害され、ベラナたちの作業は困難に。Bプランに移行を決めた艦長は撤退を指示しましたが、ベラナたちのいる部屋のドアが封鎖されています。その誰かはニーリックスを襲い、フェセックを殴りつけました。視界が悪い中、パイプでそいつを殴りつけたベラナは、正体を見ます。それは汚染でおかしくなったコア労働者でした。

貨物船を恒星に向かわせた艦長の撤退指示を聞いたコア労働者は、船の針路を変えます。コントロールルームを出ないとロックできないのに、爆発まであと3分(番組が終わるまでも3分)。怒りにまみれたコア労働者を、「助けられる」と説得するベラナですが、聞く耳を持たない彼を殴りつけて気絶させました。船のスラスターを止め、2人の男を連れて出たベラナたちは、間一髪でヴォイジャーに収容されました。

この上なく汚れたベラナですが、細胞の劣化は抑えられました。フェセックは治しきれませんが、マロン船に引き渡すことに。部屋に帰ったベラナ。コア労働者を殴ったことを思い出しながら、ソニック・シャワーを開始。音波が、汚れを取り去っていきました。

結構深刻な話でしたが、これまでのマロンの言及と整合性に欠ける部分がいくつか。マロン初登場の時、ヴォイジャーの廃棄物処理のテクノロジーを拒否したマロン人は「廃棄業の仕事がなくなるから」と言っていました。しかしフェセックは、彫刻家との兼業です。それも食べるためというよりは、仕事自体が星にとって必要だから。つまり、廃棄物が処理できるテクノロジーがあれば、彼は彫刻を専門にできるわけで。また前回、クロスがマロンに化けていたことを見破った艦長は、マロンがこんな離れたところにいるはずがないと言ってます。なんで?

と、疑問は多いですが、今回はクスッと笑わせてくれるシーンがありました。副長とニーリックスはいかにもといった感じですが、トゥヴォックとセブンの冷静な物言いでの冗談は笑わせてくれます。

今回のお題。原題「Juggernaut」は「恐ろしい犠牲を強いる風習、制度」という意味だそうです。この事件を機に、マロンが新しいテクノロジーを受け入れ、廃棄物を安全に処理できるようになれば、犠牲はなくなるでしょうね。邦題「憎しみはコロナの果てに」。最初、コロナってなんじゃい?と思いましたが、艦長のBプランに出てきます。貨物船を突入させた恒星の大気外層をコロナと言うんだそうで。エピ中で1回か2回くらいしか出てこない、しかもそれほど重要でないこの単語を使われると、意味わかんなくなりますね。雰囲気は出てるんですけど、?のつくタイトルです。

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