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第118話「Relativity(過去に仕掛けられた罪)」

 それは、始まりより前にあった。

※ネタバレです。

 連邦宇宙域の造船所。まだヴォイジャーが出来上がる前です。転送室に現れた艦長は、髪を結い上げた以前の艦長です。出迎えたパターソン提督は艦長の先生のようです。第1デッキへ向かうご一行様。艦長はヴォイジャーにそうとう入れ込んでるようです。ブリッジ。初めて座る艦長席。やっぱり足を組むんだー。まだ何も置かれていない作戦室ではコーヒーを淹れる。マキの船に乗ったトゥヴォックからは連絡が無く、艦長は提督にトムの話を持ちかけます。ブリッジに戻った艦長は、操舵席でセンサーを調整します。その時何気なく場所を譲った少尉は、…インプラントの無いセブン!

会議室で誰かに「爆弾はない」と報告しているセブン。そこへ艦長たちが入ってきてしまいました。しかも艦長に声までかけられて。もちろんこのころの艦長はセブンなど知りませんが、思わず「機能的」だと印象的な答えをしてしまうセブンです。

医療室。EMHを初めて作動してみたり、たのしーね。

機関室。セブンは船中を歩きまわっていますね。今度はケアリーに声をかけられ、「アナ・ジェームズ」と名乗りました。クルーではなく、派遣員だと答えます。出て行ったセブンと入れ替わりに、艦長も入ってきています。

ジェフリーチューブに来たセブン。時間の歪みを見つけました。探していたものです。しかし、傍目には何も見えません。セブンだけに。作業を始めると、機関室の艦長たちに異常を探知されました。現場へ向かう艦長たち。

セブンは「来る時間枠を間違えた」と言って、作業を中断。その時艦長たちが迫ってきて、見つかる…というときに、セブンは「時間転送」されました。

セブンを転送した先は、見たことのない船。実体化したセブンはその場で倒れ、死んでしまいます。別の時間枠から、またセブンを連れてきて、船を救わせるという上官に、しぶしぶ従う士官。

ヴォイジャー。いつものセブンは、眩暈やなんかをおこしていました。軽い眩暈失語症だと診断されて、治療を受けて一安心です。

廊下でトムに卓球のお誘いを受けたセブン。

医療室に来た艦長は「宇宙酔い」。艦隊士官が宇宙酔いでいいの?しかもどうやら、他のクルーにも続発しているようです。

食堂では、セブンも参加して卓球大会。24世紀でも基本的には代わっていないんですね。トムが打ったスマッシュはしかし、途中で止まりました。時間の歪みを感知して、再び動き出した玉。

時間の歪みは船中に広がっていました。あと2時間ほどで船が真っ二つです。宇宙酔い患者が増える一方の医療室に、食堂から緊急連絡が入ります。ドクターが急行すると、患者が倒れる「前」でした。時間の歪みで食堂と医療室がずれちゃったようです。

作戦室。いろんなところで問題が起きてます…と報告してきた副長も一瞬ばらけてしまいます。

ベラナとセブンは、あのジェフリーチューブへやってきました。時間の歪みはそこから起きています。セブンにだけ、あの装置が見えます。時間の歪みがひどくなってきています。そこへ、あの船のクルーが。造船所にいたときと同じクロノトンの反応に、あのことを思い出しますが、船がゆがんでもうもちません。艦長は全員脱出ポッドへ乗るよう指示。慌しくなる船内から、あのクルーがセブンを連れ去りました。時間にゆがめられたヴォイジャーは、脱出ポッドが出る前に、爆破―。

セブンが連れてこられたのは、以前のセブンに過去のヴォイジャーを探らせていた船。上官はブラクストン艦長、部下はデュケイン中尉。船は連邦タイムシップ・レラティビティ。時間はヴォイジャーから500年後。セブンを起用するのは3人目です。ヴォイジャーに仕掛けられた時間分裂爆弾を解除することを諦め、犯人をとっ捕まえることにしたブラクストンたち。セブンに基本データのお勉強が待っています。

ま、優秀なボーグのこと。データのお勉強はすぐ済むんです。しかしセブンの嫌いな不確定要素が多いんですね。ブラクストンは全権限をセブンに与えた上で、「ジェインウェイ艦長に気をつけろ」といい足しました。艦長が介入した「29世紀からの警告」の時、彼は30年20世紀で過ごした…あーあ!あのおっさん!でもあの時、最後に出てきてヴォイジャーを24世紀に戻したブラクストンは「その時間に行ったことはない」って言ってなかったか?地球に残ったほうが任務復帰を果たしたってこと?おっかしいべー!とにかく、ブラクストンは艦長をあまりよく思ってないようで。

インプラントを隠したセブンは、ヴォイジャーがまだケイゾンと戦っていたころに送られます。慌しい船内。しかし、ハリーはまたクロノトンを見つけました。セブンは爆弾のあるところに行きますが、今度は爆弾が見当たりません。逃げ出したヴォイジャーのブリッジで、艦長は過去のクロノトンの信号を思い出します。フォースフィールドを張り、トゥヴォックと共に現場へ。フィールドに邪魔されてレラティビティーと交信が取れなくなったセブン。艦長たちに見つかりました。会議室でのことを覚えていた艦長。見た目変えりゃよかったのに。問い詰められたセブンは、遂に事情を話してしまいます。艦長の協力を得られたセブンは、犯人を突き止めました。それはブラクストンその人でした。彼は未来に時間病にかかり、ヴォイジャーをうらんで爆弾を仕掛けに来たのでした。レラティビティでは、中尉がブラクストン艦長を拘束しましたが、ヴォイジャーのブラクストンは逃げました。彼を追って時間移動していくセブン。艦長たちはわけ分からんままです。

時間移動した先は、艦長がブリッジに向かう前の廊下です。しかしブラクストンは、5年後に移動。つまり、あの卓球していた食堂に現れたわけで。追ったセブンは、時間移動装置を破壊しましたが、体が限界に。倒れこんだ彼女と、その時間枠にいたセブン。転送されるセブンは、この時間枠のセブンに後を託していきます。今の時間枠の艦長たちがブラクストンを確保。彼はレラティビティに転送されます。そして、なぜかジェインウェイ艦長も。

艦長は、セブンが乱した時間の後始末をするために呼ばれたのでした。ブラクストンが最初に爆弾を仕掛けた時間枠へ行き、彼を捕らえる。すると、なぜかうまくいくらしいのです。艦長同様私も若干の頭痛に教われそうですが、とりあえず艦長はケイゾンと戦闘中のヴォイジャーへ。出会ってしまったベラナをごまかし、ブリッジへ向かう自分をやり過ごし、要領よくブラクストンを捕まえた艦長。さすがー!24世紀へ戻される前、中尉は艦長に「時間旅行は避けてくれ」といい置きました。

そして、なぜか全てが元通りになりました。チャンチャン。

セブン+時間モノという、一部のファンには不評の組み合わせ。まぁこれはこれでいいかもしれませんが、ややこしすぎてよく分かりませんね。レビューもほぼ実況中継…。

ネタとしては、以前見た映画「ロスト・イン・スペース」っていうのに似てます。出発前に忍び込んだ悪者が仕掛けた爆弾によって、船が危険に晒されるという…。まぁ、宇宙船ネタでは一度はやらなきゃいけない感じでしょうが。

今回のお題。原題「Relativity」は、艦の名前なんですが「関連性」または「相互依存」という意味。「29世紀からの警告」で艦長は「過去は未来で未来が過去なんて…」と言ってましたが、まさに今回がそれですね。どっちが先か、なんて言い出したら、タマゴと鶏よりもはるかにややこしいことに。邦題「過去に仕掛けられた罪」。これまた意味不明ですが、雰囲気できれいにまとめたので、まぁ合格点でしょう。

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コメント

うまく作られた時間ものの場合は、始めの複雑怪奇な状態から伏線が次々とつながって解決へと向かい、その過程に爽快感すら感じられるものなのですが、この話はそうは行かずに最後まで混乱したままでしたね。
ところで、
> 中尉は艦長に「時間旅行は避けてくれ」
TV放送時には、この部分にかなり有名な誤訳があったはずですが、DVDでは修正されているのでしょうか?


投稿: X^2 | 2008年4月22日 (火) 21時45分

>x^2さん
そうそう、逆三角形な感じですよね。最後の一点に来たときは、北島選手よろしく「超キモチイイ!」で。今回は、寸胴か、下手したら末広がり…。
ご指摘の誤訳「ヴォイジャーは時間センサーに『ほとんど現れない』」ってやつですか?しっかり残ってます。最初は、字幕無しで聞いていたので「(今後は)ほとんど現れない」って意味なのかと思ってましたが。ま、そしてたら「あの」話もないハズなので、それでもよかったんですけどね…。

投稿: 浅木 | 2008年4月22日 (火) 22時54分

>「ヴォイジャーは時間センサーに『ほとんど現れない』」

やっぱり直されずに残ったままでしたか。しかし翻訳した人は、会話の意味が通じずに何だか変だと思わなかったんでしょうかね。
実際にはセンサーに引っかかりまくっていた訳で、その度にブラクストンが「またあの女の仕業か!」と切れていた結果、ついにオカシクなったんでしょうか・・・。

投稿: X^2 | 2008年4月23日 (水) 00時02分

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