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第111話「The Disease(自由は愛をも越えて)」

 恋は、病?

※ネタバレです。

 巨大な船の一室。情熱的にキスを交わしながら入ってきてのはタルという女性と、ハリー。っとっとー、そのままベッドを共にするようです。こんだけ夜中向けのシーンはなかなかないです。お互いにキスをすると、体が光っています。

大きい船は、多種族への警戒が強いヴァーロ族のジェネレーション・シップでした。ヴォイジャーがワープドライブの修理に手を貸してあげてるようです。お顔が汚れてる艦長は、なんとか信頼関係を保とうと頑張っています。

一方ハリーは、規則を破ってタルとデート(最後まで)したことを心配してました。ワープエンジンが起動したのを知って、慌てて持ち場に戻ります。ハリーたちが帰ってきたシップの機関室では、船体の微細な傷のせいで、ワープ起動が中止されました。

ハリーのオイタは、トムにしっかりばれていました。やめとけと言われて私室に入ると、さっそくタルに通信です。それは、ブリッジでトムを論理で打ち負かしたトゥヴォックに探知されました。事態を察知したトムは、キムの通信をぶち切って誤魔化します。

翌日機関室で指示を出す副長にバレないように、トムはもう一度ハリーをいさめます。そのハリーは、セブンと天体測定ラボの係り。ついでに、「愛」についてどう思うか聞きました。セブン流に言うと、それは病気によく似た症状だと。その時、ハリーの皮膚が光りだしました。

医療室に担ぎ込まれたハリーは、セブンに外してもらって、タルとの関係を白状せざるを得ませんでした。メディカル・チェックを受けずに関係を持ったことで、規律違反となり、艦長の知るところとなりました。

作戦室に呼び出されたハリー。艦長は、ヴァーロ族との信頼関係を壊してしまったとハリーを責めました。それに対してハリーは「遊びじゃなかった」と。しかし艦長は、タルとの関係を終わりにするよう命令しました。

ニーリックスは、トゥヴォックに誰かが隠れているのではと報告します。調べてみると、そこにはヴァーロの男性が隠れていました。

タルの部屋へ来たハリーは、タルがジェネレーション・シップの方針に不満を持っていることを知りました。2人の関係を終りにしなければと言いました。あの光はオランヴォーラと言って、2人をより近い存在に変えてしまうものなんだそうです。離れていれば治るらしいんですが。命令に従って別れるかと思いきや、そうではないようです。

ドッキングポートから侵入したというヴァーロの男性は戻るつもりはないと言い張りました。よそへ行きたかったという彼にとっては、シップは不快なもの。他にも、船を出たいものはいて、反乱を計画しているものさえいるというのです。計画の内容を話さない彼は拘束されます。

艦長と副長は恒例(?)のワーキングディナー。副長は、処分がちょっと厳しすぎると言っています。聞き入れてはもらえませんが。ベラナから通信が入って、見つけたものがあると。

廊下を歩きながらヴァーロのリーダーに嫌味を言われる艦長。彼いわく、別離は生化学的に危険だそうです。機関室に着くと、ベラナとセブンが金属を食べる小さな虫がばら撒かれていることが判明。

その虫のデータを、タルが持っていました。そこへハリーが通信してきて、タルをシャトルの中へ転送しました。仕事を速く済ませたハリーは、空いてる時間を使ってタルをデートに連れ出してしまいました。ありきたりの星雲に大興奮のタル。でもま、見つかっちゃうんですが。ついでに、タルの破壊工作もばれました。

タルは、自由を求める運動のメンバーでした。シップの連結部分にだけ寄生虫を撒いたというタルですが、それでも危険はあります。艦長はタルの持っている情報で、なんとか危険を回避しようと協力を求めました。同意したタルたちが去ると、腹に据えかねていた艦長はハリーへ医療室へ行けと命令。2人の間には、確かに生化学的な「絆」があると証明されたのです。それによって艦長命令に背いたのだと判断した…ということにして、怒りながらもハリーを守ろうとしている艦長です。ですが、ハリーはそれに反抗します。「自分は病気ではなくタルを本気で愛したから命令に背いた」と力説するハリーは、あろうことか艦長に「恋をしたことがありますか?」と問います。

ここで、吹き替えのちょっと信じられない不備が。愛を主張するハリーに艦長は吹き替えで「私だって恋心を抱いたことぐらいある。それは…とても大事な気持ちだわ。でも現実を見て(後略)」と言ってます。んが、んが。原語では「Your feelings for Tal are no different than mien for--what? The man I was engaged to marry? Well, I lost him,(後略)」つまり、「あなたのタルへの気持ちは、私が婚約者に対して抱いてたものと違うかしら?私は彼を失ったの」と語ってるんです。その後も、マークがらみで話が進むんですが、見事に彼の存在は会話から排除されてます。吹きかえって恐ろしい。

その時、ジェネレーション・シップの崩壊が始まりました。しかし、ドッキングが解除できず、ヴォイジャーまで危険に。そのシステムはすぐに復旧しましたが、ジェネレーション・シップの住人を退避させるため、ヴォイジャーのシールドでシップを保護することに。退避は完了、ヴォイジャーはシップから離れて避難しました。バラバラになるシップを見つめるクルーです。

タルの船は、しばらくヴォイジャーと平行に飛んでいました。彼女の部屋へやってきたハリーは艦長に許可をもらって別れを言いにきました。

あくまでも治療を拒否するハリーのところへ、艦長がやってきました。懲戒処分は有効だけど、自分の態度は、と。トムなら、怒りこそすれ驚かなかった、アカデミーを出たてのあなたをまるで保護者のような目で見ていたの、と言う艦長。5年経って、優秀な艦隊士官ではなくなったかもしれないというハリーに、「成長した(原語では「いい男になった」)」と艦長。

夜中の食堂。1人でいるハリーのところに、「恋は症状だ」と言ったセブンがやってきました。ハリーが手持ち無沙汰にやった仕事の礼を言いに来たんでした。そして、恋は病気ではないらしいと言って去っていきました。

ハリー、艦長に対して「恋をしたことがありますか?」ってのは言いすぎでしょう。

今回のお題。原題「The Disease」は「病気・病」ですね。「恋の病」というのは日本だけの言い回しでしょうか。私は艦長の解釈が正しいと思います。本物の艦隊士官なら、恋愛のために艦長命令に反したりするでしょうか。特にヴォイジャーのような状況では、今回のような命令違反は致命的でしょう。それに、実際生物学的なつながりが証明されたわけですから…と、邦題を忘れてました。「自由は愛をも越えて」。詩的にきましたね。結局タルはハリーとの恋愛よりも自由になる道を選んだってことですか?両者はあんまり関係なかったようにも思いますね。ハリーと恋愛したからって、自由への道が閉ざされてしまったわけでもないし。字面は悪くないんですけど、テーマをつくわけではないようです。

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