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第123話「Barge of the Dead(さまよえるクリンゴンの魂)」

 名誉な者はストヴォコーへ、不名誉な者はグレトールヘ。

※ネタバレです。

 一人シャトルでミッションに出たベラナ。イオンストームにやられてピンチです。なんとかヴォイジャーに帰還し、軽い脳震盪で済みました。

作戦室で、無理してミッションをこなしていたベラナをしかる艦長ですが、それはベラナの身を思ってのこと。何気なく「ラナ」と呼びましたが、それはベラナが母親から呼ばれていた名前でした。でも、それを聞いても微妙な表情のベラナ。

副長がベラナの部屋に持ってきたのは、クリンゴンの紋章がついた鉄板。これにもさほど感激を見せないベラナですが、副長が帰ったあと、そのクリンゴンの紋章から赤い血が…!ってか、クリンゴンの血って赤いのね。ベラナの耳には、クリンゴン達の叫び声まで聞こえます。しかしそれらは、ふっと消えてしまいました。

午前3時にハリーを引っ張り出して、鉄板をスキャンにかけまくるベラナ。何にも異常はないんですが。むしろ、19時からお祝いのパーティを開くというニーリックスのほうが問題かも(笑)。

トゥヴォックのセラピーでは、ベラナが見たものは自分自身のクリンゴンへの嫌悪の象徴。瞑想とは違うプロセスを試そうとトゥヴォックが持ち出したのは、クリンゴンの武器バトラフ。それをガンガン振り回し始めた彼は、ベラナの頬を切りました。「その不名誉と共に帰りたまえ!」って言ったりして。トゥヴォック、あなたベラナにちょっときつくないか?かめおでこの時にもそんな風に煽ったじゃんよ。

食堂では、みんながノリノリでクリンゴンパーティを開いていました。気が進まないベラナですが、トムにお母さんの話をします。クリンゴンに誇りを持っていたお母さんは、ベラナをクリンゴンの戦士にしたくて、お父さんと離婚した後、彼女を修道院に入れたらしいです。それでよくアカデミーに入れたね。パーティが始まり、艦長が一言いい始めた時、暗くなった食堂にクリンゴンの兵士があらわれ、クルーを次々と殺していきました。あのードクターまで切られることはないんじゃないですか?兵士はベラナにも迫り、抵抗する間もなく切られたベラナが倒れ込んだのは、船の上でした。

その船は、クリンゴンに伝わる死者の船でした。不名誉な者をグレトールという地獄に運ぶ船。クリンゴン達はベラナの頬に焼印を押しますが、頬には何も残りません。これまで見たものは、すべて幻想だというクリンゴン。遠くからクルーの声が聞こえてきますが、それに反応して船から飛び降りたクリンゴンは、水の中で何かに食われました。

船を操縦していたのはコーターと呼ばれる伝説の人物。ベラナのことを知っていました。反抗しようとしたベラナは、武器を奪われ手を切ります。そこへ、また不名誉な者の魂が。あらわれたのは、ベラナの母ミラルでした。

と、そこで目を覚ましたベラナは、医療室にいました。ドクターやトムが言うには、ベラナは帰還しておらず、瀕死の状態で発見されたと。しかし手を見ると、船で受けた傷がありました。

またベラナの部屋に現れた副長ですが、今度は鉄板を持ってはいません。ベラナは死者の船で母親を見た話をしますが、副長にとってそれは何かの象徴で、意味をゆっくり考えればいいものです。しばらく疎遠になっていたお母さんを、最近よく思い出すというベラナ。

ベラナを心配して機関室に来たトム。ベラナは、クリンゴンの聖典を読んでいました。その解釈によると、母ミラルはベラナの不名誉(クリンゴンに否定的だった)によってグレトールヘ送られる。しかし、もう一度自分が仮死状態になってあの船に乗れば、母を助けられる。

臨死体験を許可してほしいと言われて、大反対していた艦長ですが、「自分の娘を誇りに思ってほしい」というベラナの言葉に、一時間だけ許可をだしました。事故の状況を再現し、ベラナを仮死状態にします。

ベラナが死者の船で再び目覚めたとき、クリンゴンの衣装を身につけていました。母を探して船室に入ったベラナ。ベラナもまたこの船に乗っていると知ったミラルは「お前のせいだ」とベラナを責めます。ベラナが仮死状態になって助けに来たと知っても、グレトールにつく前に仲間が蘇生させると聞くと「卑怯なやり方」だと言って受け入れません。

コーターに見つかったベラナ。彼は全てお見通しでした。ベラナは「私が死ぬ」と言い切りました。頬の焼き印がベラナに移り、母がストヴォコーへ旅立つと、クリンゴンの紋章を逆さにした紋のある門(ごめんなさい、ダジャレじゃありません)、グレトールが見えてきました。

ベラナが跳ね橋に立つと、医療室の体には異変が。急いで蘇生処置を始める艦長たち。しかしベラナは、なぜかそこにいるトゥヴォックに突き落とされ、グレトールへ落ちました。

ベラナが落ちたグレトールは、ヴォイジャーの風景でした。新人歓迎大使のニーリックスに案内されて食堂に来たベラナ。艦長以下クルーにさんざん不名誉をあげつらわれたあと、トゥヴォックに再び襲われ、気がつくとまだ死者の船に乗っていました。そこには、艦隊の制服を着たミラルの姿も。「このたびの意味を自分で考えなさい」と言うミラル。医療室では、ベラナの体が危険な状態です。

船のデッキに出たベラナ。そこには、ミラルとヴォイジャーのクルーが。トゥヴォックが投げ渡したバトラフ。それを振り回して「もう疲れた!」と叫んだベラナ。すると艦長は「分ってる」と。バトラフを投げ飛ばしたベラナに、ミラルはそっと言います「あなたの旅が始まったのだ」と。ストヴォコーか、ベラナが帰った時に会おうという母と抱き合ったベラナは、医療室で目を覚ましました。艦長を見て「生きてるのね」とつぶやき、今度は艦長に抱きつきました。

この話、6シーズンの3話目です。個人的な感想としては、やっと艦長とベラナが本当に打ち解けた…そんな感じです。もちろん、能力を認めて信頼し、冗談に笑いあうことはあったけれど、どこかワンクッション置いた存在だったベラナと艦長。ベラナが自傷行為に走った時も、艦長は何かあったと心配しながら、最終的には副長に任せていました。ま、この話でもカウンセラー副長は顕在ですが(笑)。

今回のお題。原題「Barge of the Dead」はクリンゴンの「死者の船」です。私ちょっと勘違いしてたんですけど、これってグレトールに行く者だけが乗るんですね。ということは、これに乗った時点でグレトール行き。ストヴォコーはどうなってんるんだろ…。VOYしか見ていない私はクリンゴンやバルカンみたいにおなじみの異星人についても明るくないので、逆に細かいことを気にせず楽しく見れました。邦題「さまよえるクリンゴンの魂」もなかなか佳作です。「彷徨える」だったらもっといい感じなんですけど…贅沢言わない。

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