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第127話「Dragon's Teeth(亜空間制圧戦争)」

 地から生えてきた兵士。

※ネタバレです。

 攻撃を受ける都市。異星人の女性が、ゲイドリンという男を探しています。男は女性を休眠ぽっどに入れ、自分も一緒に5年の眠りに入りました。

亜空間の通路に迷い込んでしまったヴォイジャー。迷路のように入り組んだ通路をさまよっていると、先ほどとは違う異星人がいて、外に出してくれました。ところが、そこは200光年も先。艦長は亜空間通路を通ってα宇宙域への近道ができないかと異星人に頼みますが、異星人は通路のデータを削除するために乗船すると威嚇的な態度。艦長が乗船を拒むと、攻撃してきました。多勢に無勢となってきたので、放射能の強い無人の星へ逃げ込んだヴォイジャー。ところが、無人と思われた星には都市がありました。そこは、900年近く前に核で破壊された都市。

修理のために着陸したヴォイジャー。異星人はまだ星の軌道上をうろうろしてます。着陸してみると、地下に微弱な生命反応を見つけました。艦長は、セブンとトゥヴォックをひきつれて調査へ。

セブンいわく「効率的」なシステムに守られた地下。そこには、最初に出てきた異星人(ややこしいな)が眠るポッドがありました。艦長たちが他を調べている間、セブンは何を思ったか、勝手に蘇生させてしまいます。目覚めたのは、ゲイドリンです。彼はすぐに隣のポッドを蘇生させてくれと頼みますが、ポッドの中にいた女性、彼の妻ジサは、ミイラになっていました。

医療室に運ばれたゲイドリンは、900年前とのジェネレーションギャップに驚きました。彼らバードワー人のものだったはずの亜空間通路は、ヴォイジャーが攻撃されたトゥレイ人のものになっており、都市は壊滅状態。900年前、通路を持っていた彼らは他種族からねたまれ、攻撃されたのでした。

食堂から廃墟を見渡すゲイドリン。プラズマ爆弾を避けられなかった都市に懐疑的です。「雨を避けよう結局濡れながら走るか、それとも事実を受け入れて堂々と歩くか」なかなか哲学ですね。艦長の答えは「私なら傘をさす」、お見事です。ニーリックスはゲイドリンをもてなすために料理を持ってきました。彼を見たゲイドリンはニーリックスを「タラックス・イルゼイ」と古語で呼びました。亜空間通路を通って、ヴォイジャーでも5年かかったタラクシアまで行ったことがあるそうです。ニーリックスのほうは、バードワーと聞いてある古語を思い出しました。意味は「馬鹿な」。

修理中のヴォイジャーめがけ、再び都市に爆弾の雨が降ります。ゲイドリンは自分たちが使っていた衛星を使って彼らを攻撃するように教えてくれました。しかし、ヴォイジャーが去ってしまえば、進んだ技術を持ったトゥレイ人に攻撃されてしまいます。そこでゲイドリンは、知られていない亜空間通路を教えることと引き換えに、自分たちを星から脱出させてほしいと頼みました。

条件をのんだ艦長たちは、他のバードワー人を起こしに地下へ。ずらりと並んだポッドを見て、副長は「ドラゴンの歯」というギリシャ神話を思い出しました。

200人のバードワー人を蘇生させた艦長。セブンは移住先の星を、トゥヴォックはトゥレイ人との戦闘計画を、ベラナはほかのバードワー人の蘇生を手伝います。

ナオミはバードワー人の子供達と仲良くなれませんでした。ニーリックスの悪口を言った子供たちを嫌ったのです。

ベラナのクリンゴン文化を気に入ったバードワーの機関部員。好戦的な種族のようです。

ナオミの話が気になったニーリックスの。個人ファイルから古語や古典を調べます。

セブン達は居住地が見つけられず、艦長とトゥヴォックは多く集まったトゥレイとの戦闘計画でもめていました。その後、バードワー人はヴォイジャーの乗っ取り計画を立てていました。

ゲイドリンと居住区を探していたセブンは言います、多くの文明を滅ぼしてきたが、今は文明の再建に手を貸せて満足していると。そんなセブンを呼び出したニーリックス、調べた古典からバードワー人が亜空間通路を侵略に使っていたのではと考えたからです。

ニーリックスの推測にセブンのデータを添えた報告を聞いた艦長、ゲイドリンを呼び出します。ゲイドリンは、侵略を認めました。彼らが歴史の真実を隠してきたことで、艦長の彼らに対する信用は危ういものになりました。バードワーがヴォイジャーを攻撃するのではと見抜き、副長に相談し、計画を変更します。バードワーの戦闘機を10機に減らします。それをガウルというバードワー人に伝えたところ、通信を切って攻撃が始まりました。トゥレイにではなく、ヴォイジャーにです。

ゲイドリンを乗せたまま離陸し、バードワーと交戦するヴォイジャー。次々と襲い来るバードワーの戦隊に苦戦したヴォイジャーは、トゥレイと交信します。事態を知っても疑心暗鬼なトゥレイですが、攻撃するために肝心の衛星へリンクできなくなってしまいました。するとゲイドリンは、自分が地上に降りて誘導すると言い出したのです。自分は過去にこだわらないと言うゲイドリンとトゥヴォックが地上に降ります。

再び着陸の危機にさらされたヴォイジャー、艦長から白兵戦という言葉も飛び出ます。一方ゲイドリンたちは衛星の存在を感知され、それの復旧に手間を取られます。崩れかけた基地からトゥヴォックを逃がしたゲイドリン、一人作業を続けています。

燃料が足りないヴォイジャーでは、艦長が空気中の放射物質を取り込んでエンジンを動かそうとしていました。かなりの無茶なんですが、どのみちやるしかありません。

バードワー人はトゥレイの攻撃で、脆い建物を破壊され、慌てて船で逃げ出しました。ヴォイジャーでは緊急の燃料取り込みがなんとか完了、中継器がいくつか爆発しましたが、無事ワープで逃げ出すことができました。

戦闘から2日、セブンはバードワーが亜空間通路に入るのをセンサーに捉えたと報告します。そして、自分が勝手にゲイドリンを蘇生させたことによってヴォイジャーを危機に陥れたと反省(?)します。

900年前って、日本では…室町ですね(2370年代の900年前)。その時他種族と戦争できる技術を持っていたなんて…δ宇宙域恐るべし。

今回のお題。原題「Dragon's Teeth」は副長のお話シリーズからのタイトルです。殺された竜の歯から生まれた戦士のお話。もうちょっとこれが主題に絡んできたら良かったですけど、どうなんでしょ。ニーリックスのお話のほうが重要な役割を果たしたのでは?邦題「亜空間制圧戦争」。結局バードワーが勝ってますよね。漢字ばっかりで最後に戦争ってつくと、なんか大事のような感じがしますけど、同じパターンの「時空侵略戦争」に比べたら、話が小規模で…。「愚かな人々」とか「寓話の人々」とか、ちょっとネタバレですけどニーリックスのお話から取ってきてほしかったかな。

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コメント

バードワーは確か後にもう一度登場しますよね。ところでこの「亜空間通路」は例のボーグのそれとは別物なんですか?

投稿: X^2 | 2008年5月28日 (水) 22時28分

>X^2さん
え?バードワー後で出てきましたっけ?あれですか?あの…艦長が艦隊の提督と天体測定ラボで会話するときにでしょうか?でもそれは「登場」とはいいませんよね…。どこでしたっけ?(焦)6シーズン以降はしばらく見ていなかったのでとんと思い出せません(/_;)
「亜空間通路」、くわしくは知りませんので私個人の意見ですが、たぶん別モノだと思います。ボーグのはハブのついた人工物でしたよね?ん?それはトランスワープ?よく覚えていませんが、X^2さんのおっしゃっているのが最終回に登場したアレだとしたら、散らかり具合がだいぶん違いますし、トゥレイが同化されてないのはおかしいですので。

投稿: 浅木 | 2008年5月28日 (水) 23時33分

> バードワー後で出てきましたっけ?
第七シーズンの"The Void" 「略奪空間の怪人達」に登場したはずです。900年振りに復活してたった一年たらずでこんな所まで進出するとは、と驚いた記憶があります。
「亜空間通路」ですが、もしかすると銀河の相当広い範囲に存在するのかな、と思ったので。トゥレイが勝手に使っているのはそのごく一部で、ボーグも別の部分を再発見して、適当に手入れして使っているという可能性はないですか?
ヒロージェンの通信網や水惑星の施設など、どうもこの領域には古代に大文明が栄えた形跡がありますよね。この通路もその遺跡で、バードワーも含め多くの種族がそれを再発見して勝手に利用しているのでは、というのが今回の仮説です。

投稿: X^2 | 2008年5月29日 (木) 23時16分

>x^2さん
ああ!奪略空間の話ですか!ヒエラルキーが出てきたは覚えてましたけど、けっこうゴチャゴチャ出てきたので、記憶が…。お見事です。
ボーグは亜空間通路とトランスワープを塀用してるのか、言葉が違うだけで同じことなのかわかりませんが、アレは特別なハブやコイルが必要な気がしたんです。それが今回、ヴォイジャーは何にもなし吸い込まれてますよね。そこも不思議です。今回の通路はタラクシアのあるδ宇宙域の端(地球の反対側)までは最低伸びていますよね。相当でかいですから、X^2さんの説もあり得なくはないですね。
>>この領域には古代に大文明が栄えた形跡
ほんとですよねー。その文明はどこ行っちゃったんでしょう。でも、900年前にプラズマ爆弾で戦争できるほど栄えたはずのトゥレイが、あっけなくバードワーにやられるってのもちょっと笑っちゃいますね。

投稿: 浅木 | 2008年5月29日 (木) 23時54分

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