« 第130話「Pathfinder(遥か彼方からの声)」 | トップページ | 涙をとどけて »

第131「Fair Haven(愛しのフェア・ヘブン)」

 ようこそ疲れた旅人よ。

※ネタバレです。

 蒸気機関車に乗せられる革のトランク。フェア・ヘブンの駅には多くの人が行き交います。

その街中を、満足げに歩くトム。彼が作った新しいホログラムです。20世紀初頭のイギリスでしょうか。スコットランド?イングランド?小銭をせびるおじさんも、ハリーと仲良くなった花売りマギー・オハロランも、やたら熱心なドクター扮する神父も、トムいわく「完璧」なんだそうで。

サリバンの飲み屋で、盛り上がるトムたち、ハリーと力自慢の腕相撲です。店主マイケル・サリバンに声をかけたのは、艦長です。ハリーが力自慢君に驚異の巻き返しを見せて勝利すると、当てが外れた住民たちは散っていきます。

噂のプログラムを見にきた艦長、かなり正確な再現にご満悦だそうです。ただし、店にあった紋章のハープは逆だそうで。私も間違ってました。イングランドでもスコットランドでもなく、アイルランドでした。…っていうか艦長、マニアックすぎます。

艦長はトム達を呼び出しにきたのでした。かなり大きな中性子波が接近中です。衝突までは15時間ですが、すでに影響が出てワープ不可能。代わりに逆ワープフィールドでいかりを下ろし、しのぐことにしました。

夜中の食堂。艦長は一人で仕事をしていた手を休めて、ニーリックスとお喋り。艦長は、中性子波に幼いころの思い出を重ねていました。ニーリックスは、フェアヘブンでクルーに息抜きをさせては、と提案。かくてデッキは24時間フル稼働になりました。去り際、ニーリックスの誘いを断った艦長ですが…。

やってきたのはサリバンの店。昼間の喧騒はどこへやら、がらんとした店内に、サリバンが一人。艦長は「キャスリン」と名乗りましたが、叔母がクレア群にいると話すと、キャラクター名が「ケイティ・オクレア」になってしまいました。その時、何を感じたのか帰ろうとする艦長。しかしサリバンは、輪投げに誘います。断っても「負けるから?」と。これは艦長の闘争心に火をつけないはずがありません。

ワンゲームだけ、のはずでしたがもう悪魔にも見放されるほど回を重ねました。でもどうやらはまってしまったようです。艦長は輪投げが苦手でした。そこで、ウイスキー片手に今度は腕相撲にでます。そうして二人で楽しく話していると、夜が明けてしまいました。サリバンの店に一人の女性が現れます。サリバンの妻でした。

上機嫌の艦長は医療室へ。フェアヘブンはドクターも認める傑作となったようです。トムはそれを広げて海岸を作ろうと言いますが、ドクターはそれより自分の役をみんなから尊敬される神父にしてくれと言います。トムはお返しに、その熱心な神父を修道院に入れて、沈黙の誓いを立てさせようとしますが…艦長によって強制退場(笑)。

さて、中性子波に入る時がやってきました。とりあえずいつものようにコンジットは爆発しましたが、大きな損傷はありませんでした。ただし、中性子波自体を抜けるのは、あと3日かかります。

そんななかでも、クルーはフェアヘブンで楽しい時を過ごせるので上機嫌です。艦長も、ホロデッキに向かいますが、ただヘブンを楽しむだけではありませんでした。人目を気にしながら、隠れるように行った別のホロデッキで、艦長はマイケルのパラメーターを調整しました。知識と教養を身につけさせ、彼の性格も「率直で自信家で大胆に。好奇心を持たせて」…艦長、そういうのがお好みですか。最後に、艦長はマイケルの奥さんを削除しました。

トゥヴォック少佐は、食堂で眩暈や胃腸の不調を感じていました。そんなところへ、トムとハリーがフェアヘブンの海岸でゆらゆら揺れる小舟の話や、ニーリックスのこってり料理の話…隣でセブンがにやついているようにさえ見えます。ついに、少佐は医療室へ向かいました。

晴れ渡ったフェアヘブンの街で、艦長とサリバンは出会いなおします。駅で詩を読むマスターとなったサリバンは、まさに艦長の理想の男性でした。サリバンと古城へデートしに行く途中、大事なところで副長が声をかけました。わざとか、空気読んでないのか。

中性子波の異常(←これが少佐の不調の原因)を報告しにきた副長は、ブリッジの真ん中で艦長をからかいます。顔を背けたりしちゃった艦長ですが、結局のってマイケルの話を。でも、副長に「決してお邪魔はいたしません」って言われて、ちょっとさみしそうな顔をした…と思うのは私だけ?

サリバンの店。夜はみんなで軽快にダンスパーティです。こういう古いイギリスのダンスって、めっちゃ激しいんですよね。あのリズムでずっと跳ね続けたら、過呼吸になりそう…。で、さんざん盛り上がったダンスが終わると、艦長はサリバン以外の人物を部屋から消しました。再び誰もいなくなった店の中で、二人はキスを交わすのでした。

これで2人の恋愛も楽しく盛り上がるのか…と思いきや、艦長はサリバンに勧められた詩集をリサイクルにかけ、ニーリックスの誘いも断りました。

サリバンの店では、今日もみんなが集まっていました。ただ、サーブをしているのはニーリックスで、店主のサリバンは酒におぼれていました。酒は飲まないはずなのに。トムたちが声をかけると、投げやりになったサリバンは、苦悩に満ちていました。艦長と過ごした3日が忘れられず、トムとも言い合いになり、店の中で乱闘にまで発展しました。

乱闘でけが人が出たと聞いて、艦長は医療室へやってきました。事情を聞こうとした艦長に口を滑らせたハリー。ドクターは、廊下で歩きながら状況を説明しました。そのドクターに、艦長もヘブンへ行かなくなった理由を話しました。艦長はマイケルのサブルーチンをコントロールすることによって、自分の理想を作り出したけど、あまりに簡単に出来すぎてしまって、それが幻想だと気づいてしまった。そういう艦長に、ドクターは別の見解を述べました。マイケルがホログラムであることが問題ではなくて、艦長がそれをコントロールすることがいけないのだと。体がなんでできていようと、そこに生まれる感情は本物。

艦長の気持ちの整理がつく前に、中性子の大量発生と向き合わなければなりません。それを抜ければ中性子波は突破ですが、それには船の全エネルギーが必要でした。ホロデッキもシャットダウンしなければなりません。

無事嵐は抜けましたが、フェアヘブンの大半が失われました。かろうじて残った町をどうするか、トムは艦長に相談しに行きました。

艦長は、再びホロデッキへ。またサリバンを呼び出しましたが、今度は直接別れを告げます。ただ、修理が終わるころにはまた来るかもしれないと、それだけ告げた艦長。最後に一つだけ、艦長が今後サリバンのサブルーチンに修正を加えられないよう、プログラムを追加しました。

まー今回の艦長の可愛かったこと!押しどころはたくさんありましたが、サリバンと艦長が最初に出会うところや、制服でパブを訪ねたシーンなどがイチオシですね(なんか訳わからんなってきた…)ありゃ惚れるよ、サリバンじゃなくても。

と、いいつつ、トムには悪いですが、私はこの話、それほど好きじゃありません。話自体の作り方がなんだか軽すぎるような…。だいたい、ドクターが指摘した艦長とサリバンの関係ですけど、それくらいわかるでしょう、艦長なら。っていうか、たぶん副長みたいに、ほとんどの人が艦長のお遊びだと思っていたんじゃないでしょうか。

ところで、これはアメリカのユニバーサルスタジオで撮られているそうですが、先日の火事でこのセットも燃えちゃったんでしょうか?

今回のお題。原題「Fair Haven」は固有名詞ですけど、あえて訳すなら「晴れの天国」?ハリーが「霧がいる」と言ったときに「フェアヘブンだぜ?いつも快晴でないと」と言ってましたね。邦題「愛しのフェア・ヘブン」…。艦長の一言をお借りしましょう「雰囲気出てるでしょ?」

|

« 第130話「Pathfinder(遥か彼方からの声)」 | トップページ | 涙をとどけて »

REVIEW」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/499466/21612102

この記事へのトラックバック一覧です: 第131「Fair Haven(愛しのフェア・ヘブン)」:

« 第130話「Pathfinder(遥か彼方からの声)」 | トップページ | 涙をとどけて »