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第130話「Pathfinder(遥か彼方からの声)」

 ヴォイジャーは…。

※ネタバレです。

 どこかのマンションの一室。ドアをたたく客人に、焦るレジナルド・バークレー(通称レッジ)。やってきたのは、ディアナ・トロイです。もてなしに、好物のチョコレートアイスを出すレッジですが、もう2年もこの部屋に住んでいるのに、まるで引っ越してきたばかりのような室内です。えーっと、ディアナの制服、何でこんなにピッチリなの?

Anyway,レッジは最近あることにはまりすぎてしまい、そのことでいろいろ上手くいかなくなったためにディアナを相談に読んだのでした。彼がはまり込んだのは、ほかでもない、ヴォイジャーです。

飼い猫に「ニーリックス」と名前を付けるくらいならいいんですが、レッジはヴォイジャーとの通信方法を探るために作りだしたホログラムで長い時間を過ごしていました。他の仕事がおろそかになってます。翌日にはパリス提督(トムパパ)がいらっしゃるというのに。レッジは、この機会に彼の説を提督に説明したいと中佐に申し出ます。彼の説というのは、ミダスアレイという施設から、巡回パルサーという現象に、タキオンを発射して…要は、人口のワームホールを作ろうというのです。それを使ってヴォイジャーと通信できるかもしれない。中佐はこの突飛(なのね)な説に否定的です。

しかしレッジは、自分の案が捨てきれず、一人残業。そこへやってきた中佐は、仕事が終わったら自宅へ遊びに来ないかと誘ってくれました。彼とて、レッジのことを気にかけてくれる上司なのです。でもでも、それを断ってしまったレッジ。中佐に止められているのに、ミダスの件を提督に話すつもりで、案を煮詰めていたのです。しかし、ちっとも煮詰まらず行き詰ってしまったレッジは、ヴォイジャーの食堂を再現してホログラムのクルーたちとカードに興じます。おお、副長とベラナはマキの服…。

そうして気分を落ち着けたつもりのレッジでしたが、それでも眠れずに、再びホロデッキへ。今度は、ドクターにマッサージを受け、ヴォイジャーの船室を再現したベッドでようやく眠りにつきました。

翌日、パリス提督にヴォイジャーの予想位置を説明する中佐。彼らはミダスアレイを使って、超高速亜空間信号を送るようにという案を考えていました。レッジの案との違いがよく分かりませんが、通信としてはちょっと劣るって感じでしょうか。返事を受け取れるようにするには時間がかかります。彼の説明に我慢できなくなったレッジは、自説をぶつけてしまいました。中佐に「不可能だ」と言われ、興奮してつい提督に失礼なことを口走ってしまったレッジは、帰宅を命じられますが、彼はまたしてもホロデッキへ。

それを聞いたディアナは、中佐の誘いを断ってホロデッキに入り浸ったことを指摘します。レッジは「ほろ中毒の再発じゃないよ!」と言いますが、のめりこんでいることは確かです。

しかし、艦長(おお、髪がアップ)含めクルーたちと話したレッジは、一つの解決策を見出します。それまで作ろうとしていたワームホールは、大きすぎたのです。なんだ、意外と単純な問題。その調整をしようと機関室のプログラムにいたとき、中佐に見つかりました。レッジは会議後10時間もホロデッキに籠っていたのです。レッジは中佐に謝りました。でも中佐は、ホロ中毒が再発したとみて、レッジにホロデッキと研究室の入室禁止を言い渡しました。

レッジは、パリス提督に直訴をしに行きました。トムの写真がデスクに飾ってあります。レッジの訴えを聞いた提督は、レッジを計画から外したまま彼の計画を検討して、実現可能なら実行を指示すると言ってくれました。

えっと、ここまでがこれまでの出来事のようで、レッジはカウンセラーであるディアナの助言があれば、計画に復帰できるのではと考えていました。しかしディアナは、不安定なレッジの精神状態では無理だと言います。レッジは言いました、エンタープライズを降りてから、家族を失ったようで、ヴォイジャーのホログラムはその代わりだったと。ディアナは、エンタープライズでしたように、地球で新たな友人を作ればいいと言います。自分も任務を休んで支えるからと。

しかし、レッジは諦めきれませんでした。夜中に研究所へ忍び込み、ミダス・アレイを立ち上げます。そして一人で巡回パルサーにタキオンビームを発射しました。レベルが十分になり、マイクロワームホールを開き、ヴォイジャーに通信を始めます。その時、中佐に発見されてしまいました。観念するかと思ったレッジですが、ヴォイジャーのプログラムに逃げ込みます。庭同然の艦内を逃げ回るレッジ。中佐はプログラム内のワープコアを爆発させにかかりました。ホログラムを終了するレッジ。万事休すでしょうか。

こちらは本物のヴォイジャー。ニーリックスがセブンに歌を教えてもらいにやってきましたが、セブンは「ソニックシャワーで歌うのがいいだろう」と。代わりにセブンは、マイクロワームホールと、それを通じて送られてきた信号を発見しました。逃げながらレッジが送った信号が、届いたのです。

ブリッジでそれを聞いた艦長、ワームホールは徐々に崩壊し始めているため、急いで返事を送ることに。

通信が失敗したと思ったレッジと中佐のもとに、計画の見込みがあるとパリス提督が駆け込んできました。が、時すでに遅し。いろいろ規則違反をしたレッジの処分をどうしましょう、と中佐が訪ねたとき、研究室に通信が入りました。艦長の声です。時間がないので、クルーの日誌と報告書、研究室からは新しい亜空間通信のデータを送りあいます。そして、パリス提督は「息子に早く会いたい、誇りに思うと伝えてくれ」と。ブリッジでそれを聞いていたトム。

束の間の通信はすぐに終わってしまいましたが、研究室では本格的にヴォイジャーの帰還計画がスタート、ヴォイジャーではクルーが食堂で祝杯をあげていました。

同じく祝杯をあげるレッジとディアナ。レッジもまた、計画が大きく進んだことでいつもの自分を取り戻していました。

まぁこのキョドってる男(失礼)がヴォイジャーの救世主となろうとは。彼も含め、TNGの2人が活躍するこのエピ。ヴォイジャーしか見ていない私にとっては魅力半減ですが、ヴォイジャーにとって大きなポイントです。これくらいバリューつけないと、VOYファンにはきついエピでもありますが。それにしても、パリス提督の言葉に感動しました~。

今回のお題。原題「Pathfinder」は「開拓者・草分け」でしょうか。なんでこのタイトルが付いたかさっぱりですが。邦題「遥か彼方からの声」。これは佳題だと思います。しかもこれで、ヴォイジャーと艦隊ががっつり通信できるっていうんじゃなくて、ちょっとだけつながったっていうのが、またいいですねぇ。

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コメント

> VOYファンにはきついエピでもありますが。

やっぱりそうですか。本来のクルーがほとんど登場しないこのエピソードが「名作」となってしまうのが、VOYの弱点を露に示しているように思います。

投稿: X^2 | 2008年6月10日 (火) 23時36分

>X^2さん
そうなんですよ~、せめてもう少しホロデッキで遊んでほしかったですね。
たぶん、VOYのシリーズにとっては重要なエピですし、ST全体のファンにとってはヴァリュアブルだと思います。加えて、艦隊本部との通信シーンは感動ものでしたが、VOYファンにとってはそう「名作」ではないと思いますよ。

投稿: 浅木 | 2008年6月11日 (水) 23時09分

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