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第138話「帰らざる時間(Ashes To Ashes)」

 死んだクルーが、帰って来た。

※ネタバレです。

 異星人の船。攻撃を受けてます。中には女性が乗っていて、彼女は攻撃してくる船をかわすと、ヴォイジャーに通信を送りました。

ボーグチルドレン・メゾッティ。通信を受けたのは彼女でした。女性は艦長につないでほしいと言いました。でもコンソールを操作しようとしたメゾッティは、誤って通信を切ってしまいました。もう一度つなごうと頑張っていた時、トゥヴォックに見つかります。彼女はこの部屋に入れないことになっているのでした。そこへ、セブンたちもやってきます。セブンは子供たちに、貨物室へ居るよう言い置いて、仕事に出ていたのでした。女性からの通信があったことを話すメゾッティ。トゥヴォックが呼びかけると、女性は彼の声を言い当てました。

彼女はハリーのことも知っていました。ブリッジのビューに現れた女性は、リンジー・バラード少尉と名乗りました。それは、過去に亡くなったクルーの名前でした。

疑いながらも、医療室へ迎え入れた艦長たち。リンジーと親しかったというハリーと一緒に出たミッションのこと、自分が死んだことを話しました。そして、宇宙に葬られた彼女は、コバリという異星人に作り変えられたと言います。ドクターの検査結果も、彼女はリンジーだと証明しました。戸惑いながらも、彼女を抱きしめるハリー。おっと、そこまで親しかったのね。

機関部員だった仕事への復帰も認められ、晴れて復帰を果たしたバラード少尉。「ヴォイジャーに帰ったらしたいことリスト」を作っていました。

カディスコットをして遊ぶことになった、ナオミとボーグチルドレン。でも遊ぶって言うより行事って感じ。そんななか、双子がズルをしました。罰を与えたセブンに、イチェブが反抗します。

昔の荷物をしまうバラード少尉。かなり大雑把な人のようですね。几帳面なハリーとよく友達ですねー。ハリーは、リンジーの葬式で読んだ弔辞の話をしました。彼女の好きな「時を制する」という言葉を紹介したそうです。リンジーは言います「もう一度あなたに会いたかったの」と。

ドクターは、彼女のバイオ分析を完了しました。本質的にはコバリのままですが、外見は地球人に戻れることになりました。1回の注射では、まだちょっと中途半端ですが、真っ青な顔色は肌色に。

食堂では、ニーリックスがリンジーの好きだったベリーサラダを作ってくれました。ブルーベリー乗せすぎ。ところが、味覚がまだコバリな彼女はおいしくは食べられませんでした。

そこで、リストにある他の項目を片付けることに。遅刻を免れた上に、難しいマトリックスエラーの原因を突き止め、あっという間に直しましたが、コバリ語が出てしまい、機関室の視線を浴びてしまいました。

副長はセブンに、ボーグチルドレンの教育係を降りたいと言われます。副長は、もう少し余裕をもって個人として表現するチャンスを与えるようにアドバイス。

ハリーはリンジーをスケートに誘おうと。トムにからかわれますが、いつものこと。すっかり外見が地球人になったリンジーを誘いに行きますが、彼女はなんと、艦長のディナーに招待されていました。

今回も、果敢にフードレプリケーターに挑戦した艦長ですが、あえなく真っ黒焦げ。「自由に話して」と言われて、思わず自分の死について混乱して口走ってしまいました。艦長は「怒ってない」と言ってくれましたが、そこにいられなくなったリンジーは、何も食べずに部屋を出ます。

自分の葬式の夢を見たリンジー。みんなが口々に「君は帰ってくるべきじゃなかった」と。飛び起きたリンジーは、ハリーの部屋に。ハリーは昔リンジーが好きだったこと(今でも好きなこと)を話します。時を制したハリー。

ボーグチルドレンは陶芸のおけいこ。課題は「幾何学的形態」ですが、メゾッティはセブンの顔を作りました。セブンは、彼女の個性を認め、作品の政策続行を許可しました。

しかし、コバリ時代のお父さんがやってきました。地球人の顔になった娘を見て怒り、彼女の葬送を「遺体を捨てた」と。何とか帰ってほしいと説得したパパさんでしたが、拒否されました。それでも娘ジェトライアをあきらめられないパパさんは、危ない言葉を残して去っていきました。

夜中の食堂。リンジーは灰色のペーストを食べていました。コバリの食事です。ハリーは彼女を慰めようとしますが、彼女はコバリパパさんのことを考えていました。地球人のお父さんのことは、覚えていませんでした。と、急にリンジーの顔がゆがんでしまいます。

遺伝子が注射に慣れてしまい、外見を維持するためにはひっきりなしに治療を受けなければならないことがわかったリンジーは、コバリのシャトルにこもってしまいました。

コバリでもいいというハリー。外見が戻ってしまえばもうリンジーではいられないと思っているリンジー。でも、ヴォイジャーにいる自分に違和感を感じています。

そこへ、コバリが攻撃を仕掛けてきました。ブリッジで「私は戻ります」と言ったリンジー。

元に戻ったジェトライア。最後にハリーとお別れをします。

リンジーの櫛を手に、思い出に浸っていたハリー。それを、メゾッティにあげました。

ハリーの恋って、なんでいつもこう実らないんでしょうね。今回はまだ両想いになったから、まだいいほうかしら?

今回のお題。原題「Ashes To Ashes」は、「灰を灰に」と言う言葉で、キリスト教のお葬式でよくつかわれる文言の一部ですね。灰(ではなく遺体ですが)から生まれたジェトライアを、再びリンジーに戻そうとしたことか、それとももう灰となってしまったリンジーはジェトライアとしてしか生きられないという意味か…後者だとすると少しネタバレ感がありますが、なんだか悲しいタイトルです。邦題「帰らざる時間」。これも、ネタバレか微妙なところ。

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コメント

こんにちは。

これも悲しい話ですね。

「灰を灰に」というのは、聖書から出たことばだと思います。
イエスを快く思わない人たちが、彼を試そうとして、ローマに税金を払うのは、神の定めた律法にかなっているか、訊ねます。
その時、イエスは、当時の通貨に刻まれた肖像を差して、「これは誰の肖像か」と尋ねます。
「皇帝の肖像です」と答えると
「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に返しなさい」と言うのです。

その人、物が、本来所属すべきところに戻すべきだ、という意味だと思います。

※中学、高校がミッション系だったので、当時の記憶をたどってみました。

投稿: haru | 2008年7月24日 (木) 23時47分

>haruさん
「本来所属すべきところ」というのがどこか、というのが問題、というか、このエピのテーマですよね(たぶん)。リンジーはヴォイジャーのクルーでしたが、彼女はコバリ人ジェトライアとして、ある意味生まれ変わったわけですから…。

投稿: 浅木 | 2008年7月25日 (金) 00時25分

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