« 第139話「Child's Play(苦悩するボーグ・チャイルド)」 | トップページ | 第140話「Good Shepherd(自立への旅)」 »

あはれ、なり?

 大学受験の基本古語、「あはれ」ですが、昔古典の先生が「なんとも言えないから、感覚で覚えて」という、国語教師としては驚愕の説明をしていたことを思い出します。

 私の専門は古典ではなかったのですが、大学1年の時いつも隣にいた友のおかげで、何度か古典の授業を受けました。そんな大学時代を懐かしく思い出させてくれたのは、先日放送されていた「ビギン・ジャパノロジー」という番組。
 そもそも、外国出身の方に日本の文化や伝統を知ってもらうという主旨の番組なので、全編英語だし日本の番組とは作りも違うのですが、変に飾り立ててなくて好きです。基本から説明してくれるので、私も結構「へぇ~」と思うことがあって、たまに見ています。

 で、先日のテーマが「源氏物語①」でした。①ということは、②もあるらしいですが…。そこで、最後の締めのコーナーで扱われていたのが、この「あはれ」という言葉。英語の世界で源氏の第一人者と言われる人が解説に出てきました。なんでも、英語版の「あさきゆめみし」の制作に関わったらしいおひとらしいのです。
 その人曰く、感嘆としての「あはれ」は、英語の「Alas!」にあてることができる、と。

 「うまいこというもんだ」と思いました。あまり馴染みのない言葉「Alas!」ですが、シェイクスピアを演っていた私にとってはちょくちょく耳にした言葉。…そういえば、自分のセリフで言ったことはなかったかも。悲嘆や恐れ、後悔などを表す古い感嘆詞です。印象としては男性の言葉って感じもしますが、たぶん女性でも言ったと思います。時代も言語も違うので、もちろんがっちり一致するわけではありませんが、イメージとしてはぴったりですよね。

 大学で日本文学を学んだときには、聞かなかったこの解釈。日英の比較語学とか受けてた人は聞いたかもしれませんね。でも、別の文化から見たら、こんなにもあっさり説明つくもんだというのは、目から鱗な気分でした。

|

« 第139話「Child's Play(苦悩するボーグ・チャイルド)」 | トップページ | 第140話「Good Shepherd(自立への旅)」 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

映画・テレビ」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

艦外(VOYの外で)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/499466/23281576

この記事へのトラックバック一覧です: あはれ、なり?:

« 第139話「Child's Play(苦悩するボーグ・チャイルド)」 | トップページ | 第140話「Good Shepherd(自立への旅)」 »