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第147話「Unimatrix Zero,Part2(聖域ユニマトリックスゼロ・後)」

 私の言うことが分かるわね?副長。

※ネタバレです。

 これには、吹き替えキャストによる座談会…雑談の様子が副音声として入っていますが、それに関することは、また別の機会に。

 さて、聖域を救うため、またボーグ内にレジスタンスを起こすため、VOY史上もっとも無謀と思われる作戦に出た艦長でしたが、同化されてキューブの中を歩きます。トゥヴォックはベラナを見つけました。彼らは、まだ個人を保っています。一方艦長はトゥヴォック達とは別のところで、最後の仕上げ、目の横にライトをつけられていました。

 ヴォイジャーでは、少し遅くなっている作戦にクルーたちが不安になっていました。副長はセブンにもう一度聖域へ行くように命じますが、アクサムとの微妙な関係にちょっと渋るセブン。「何があったか知らんが、今は任務に集中しろ」と喝を入れられます。そうだそうだ、公私混同だぞ、セブンよ。ま、気まずいだろうけどね…。

 聖域へ戻ってきたアニカ。森では、コロックがヒロージェンの部下に(クリンゴンが上になるのね)指示を出していました。アニカが現れると、まだ来ないアクサムのことで迷うアニカに、「時には自分の心を敵とみなす必要がある」と忠告。ドローンがもう一人戻ってきましたが、まだウイルスの兆候はありません。

 ベラナたちは、中枢部へ通じる廊下のフィールドを通り、そこで作業するドローンを停止させようと近づきます。すると、それは艦長でした。さすが艦長、先に来てたんですね。ベラナと艦長が、先へ進む方法を話し合っていた時、トゥヴォックには集合体の声が聞こえ始めました。おぃ、大丈夫?

 トゥヴォックの声は、クイーンに届いていましたが、それはすぐに消えてしまいました。他の二人の声も聞こえません。

 聖域では、ドローンが住人を探していましたが、そこに仕掛けられた罠によって消えました。アクサムは、もう一つの罠でも音がしたので、そちらへ向かう…と、それはアニカでした。何かと皮肉の応酬をしながら、罠にはまったアニカを救出。キャンプへ向かいます。

 ベラナがそこのセキュリティーを解除している間、トゥヴォックにはクイーンの声が聞こえてきていました。艦長には気をしっかり持つように命令されましたが、いつになく不安げなトゥヴォック。ベラナが中枢部のドアを開けると、おお、グリーンではなくオレンジ。廊下を歩く間も、クイーンの声が。

 作戦室にいる副長に、トムが意見しに来ました。自分が副長役だと思ったトムは、艦長役の副長に、三人の撤退を進言。意見は聞き入れられませんでした。拗ねて出ていこうとするトム。ここまでは、昔と同じでしたが、いつまでもそんなんではありません。副長は「進言は時に命取りだぞ」と言い、トムは「お手本が目の前に」と。そ…そうなんすか?副長。副長もなんだか丸くなった(失礼)ようで「君の心配は分かるが、支えてほしい」と。トムもちゃんとそれに応えます。大人になったね~、トム。

 中枢部の3人は、ついにリンク装置へとたどり着きました。ベラナがウイルスをダウンロードする間、トゥヴォックにはまたしても危機が迫ります。今度はクイーンと意識を共有します。ドクターの方でも彼の脳波の乱れを感知。キューブへ接近します。

 仕事を終えたベラナと艦長は、急いで脱出を試みましたが、トゥヴォックがそこへ立ちはだかります。自分がドローンになりかけたことを感じたトゥヴォックは、停止させてくれと言いますが、艦長と彼の間にはシールドが。その後も、ベラナをふっとばし、艦長を捕えます。

 それまでヴォイジャーを無視し続けていたキューブが、反転してヴォイジャーを攻撃。船のコードがバレていて、シールドさえ張れませんでした。大打撃を受けたヴォイジャーは仕方なく撤退。

 トゥヴォックを使って艦長たちを捕らえた…とニンマリなクイーンですが、ふと気付くと、何百もの声が聞こえなくなっていました。リンク装置に広がったウイルス、それに近くにいたドローンの声が聞こえません。なぜかと問うと、ドローンが襲ってきました。おお、クイーンには向かうドローンパート2。それはシールドに阻まれ、彼は連れていかれます。

 艦長は再生ユニットに入れられ、クイーンのもとへ転送されました。元の姿で(映像のみ)。クイーンはさっきのドローン(遺体)を見せ、お前のせいだと言います。治療法を教えろと言うクイーンですが、艦長は屈しません。すると、クイーンは、艦長の前で6万4千のドローンが乗ったキューブを自爆させました。3人の声が聞こえないから。その後も次々と自分の船を自爆させていくクイーン。動揺を見せる艦長に、クイーンは迫ります。ドローンを集合体に戻せ、さもなくばさらに破壊する、と。わ、艦長涙目…。でも艦長は、交渉するなら自分が聖域へ行けと言いました。

 ヴォイジャーでは、ダメージ大のブリッジにセブンがウイルスの報告を持ってきました。あ!今まで出番なしだったニーリックスが!けどセリフなし…。で、セブンはアルコーブを調整したいというドクターと一緒にまた再生に向かいます。記憶を保ったドローンに協力を要請するのです。

 ドクターとの会話の中で、事件が解決したら聖域とのリンクを断つと言いました。ドクターはアクサムとアニカの関係を聞き出し、ちょっとがっかり。「皮肉だな、君に愛を教えてきたつもりだったのに、もう持っていたとは」ドクター、切ないね…。この人恋愛に関してはかなりできたパーソナリティ・サブルーチン持ってますね。「彼はラッキーな男だ」って。

 聖域では作戦が練り直されていました。クイーンへの攻撃と、作戦班の救出。現実の世界であえるかもしれないと言っていたアクサムですが、彼は銀河の反対側の船に乗っていました。二人ではなす間、微笑みさえも浮かべるセブン。二人の関係は、以前のものに戻りつつありました。

 晴れた森では、子どもたちが遊んでいます。そのうちの一人のところへ、クイーンが乗り込んできました。クイーンは子供に「助けに来た」と言います。クイーンさんはこの子と同じ年ごろに同化されたらしいです。耳触りのいい言葉に洗脳された子は、聖域全体が望める場所にクイーンを連れていきました。

 帰って来たクイーンは、聖域がお気に召さなかったようで。ドクターが改良したウイルスを更に改造して、聖域の住人の自律神経を破壊するものにしてしまいした。それを聖域でクイーンが自分で撒くと言ってきました。そして、やっぱり艦長に住人たちを再同化するよう説得しろと。自分でやってください、クイーン。

 何とかセンサーを戻した(やっとニーリックスが喋った!)ヴォイジャーは、作戦班の位置を確認。と、またシステムに侵入されました。今度は医療室です。そこには、艦長のホログラムがいました。最初の副長の「Kathryn?」を、字幕でも吹き替えでも「艦長」と訳しているのが大いに不満ではありますが、それは置いといて。ここは最重要ポイントですよ~。艦長はクイーンの案を伝え、これ以上命の犠牲は出せない、と言いました。そして「聖域はもう存在できないと伝えて」と命令。最後に「私の言うことが分かるわね?副長(これはCommander)」と念を押して消えました。「やるだけやった」と諦めたドクターに対し、副長は何か考えがあるようで、まだ終わっていないと言いだしました。そしてセブンに聖域のリンク周波数を断ち切れるかと聞いてきました。

 と、その時ヴォイジャーにスフィアが近づいてきます。艦長席にはトム。彼がスフィアとの通信を開くと、そこにはスフィアを征服したコロックの姿が。味方です。

 キューブへ近づくと同時に、聖域の周波数を切ることに。聖域では住人の非難が始まります。壊れ始めた聖域に、一人残ったアクサム。

 いきなりの乱周波数に驚いたクイーン。これがお前の言う妥協か!と悔しがりますが艦長の「私はボーグに妥協する気なんかない」の一言にノックアウトです。艦長ステキ!

 コロックの加勢で、艦長たちの乗るキューブが攻撃されます。中にいるベラナも、それを知りました。この非常時に、セブンは聖域へ向かいます。そこに残ったアクサムに別れを告げるために。彼は「必ず見つける!」と言って消えていきました。

 キューブ内のベラナのお陰で、シールドに穴が開き、ヴォイジャーが有利に。その途端、クイーンはキューブを自爆させましたが、3人は無事救出されました。

 48時間後。トゥヴォックはまだ治療が必要ですが、艦長とベラナは回復に向かっています。まだお背中がちょっと痛む艦長のところへ、セブンが報告を持ってきました。艦長がアクサムのことを聞くと、連絡はないと言います。しかし、彼が友達以上でないと言ったら、今日を思い出させてほしいと…。セブンの初めての失恋に、ちょっと切ない艦長なのでした。

と、いうことで、最後のクリフハンガーでした。今までは、艦長たちがなぜ完全に同化されなかったのか超謎でしたが、今回よく見て、神経抑制剤の使用が原因と分かりました。これってすごい発明じゃございませんか?それ打っとけば、同化されても自我を保っていられるんでしょう?少なくとも、地球人にはかなり効果有ですよね~。

 全体から言わせてもらうと、もうボーグはいいです…。とか言って、まだあるんですけどね。

今回のお題。原題「Unimatrix Zero」邦題「聖域ユニマトリックスゼロ」…そのまんまなので、あんまり言うこともないですが。「ボーグの聖域」とかいうのでもいかったのかも。そう言えばボーグの聖杯ってどっかで出てきましたよね。タイトルじゃなくて…オメガの話だったか…。

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コメント

こんばんは。
>もうボーグはいいです…。
ホントに。(苦笑)
ヴォイジャーって米国での本放映当時、視聴率があまり良くなかった事情があるらしくて、ちょうど第2シーズンあたり(?)に公開されたST映画(ファーストコンタクト)がTNGメンバーがボーグと戦う話で空前の大ヒットになったんですよね。
確かに映画は最高傑作だと思ってるし、ヒットも当然と思うのですが、そのせいでVOYも第4シーズンあたりからセブンが登場して(視聴率対策だと思うけど)、話がボーグにシフトしていくことに…。
これがなかったら、もうちょっとバラエティーに富んだシリーズ構成になったかも、と思うと幽人的にはフクザツです。
敵役は強い方が面白いんだけど、「Scorpion」もあったし確かにボーグは食傷気味ですよね…(^_^;)。

投稿: 幽人パリス | 2008年12月23日 (火) 00時51分

>幽人パリスさん
ボーグが人気のある敵役だということも分かりますが、前後編ごとに艦長とクイーンの女の戦いを見せられても…って感じですよね(全部で3回も)。一概には言えませんが、この対決が艦長の評判を下げてしまっていると言っても過言ではない感じがします。
 セブンがダメってわけではないですけど、個人的にはケスも残してほしかったと思います。人生って7シーズンでは短すぎて、普通は年齢の違うクルーにいろいろ振り分けたりしますけど、ケスだったら一人でできるし(ケス論参照)。日本のVOYファンでも、圧倒的に人気の高いセブンですけど、キャラクターより外見が先行しちゃってるのが、ある意味かわいそうですよね。ジェリさんはすごくいい役者さんなのに。
 ボーグとの遭遇は仕方ないとしても、どっぷりしすぎな気がしますね。ボーグを他シリーズで知らないので何とも言えませんが、一部には「VOYのボーグは弱くなった」って声もちらほら…。

投稿: 浅木 | 2008年12月23日 (火) 21時29分

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