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第150話「Repression(狙われたマキ)」

 パグテムファー・ベターニ

※ネタバレです。

 ヴォイジャーの船図を前に、「預言者は歌う」と何やら怪しい呪文を唱えるベイジョー人のおじさま。彼のデスクビューには、マキ時代の副長やベラナや、ヴォイジャーのクルーの写真が出ています。

 花束付きでホロデッキデートをすることになっているトムとベラナ。トムが連れてきたのは、映画館でした。しっかり靴にくっつくガムまで再現して、飛び出すメガネで見る映画を見ます。ベラナのセリフが最高です「さんざん苦労して3次元の空間で2次元の映画を見られるようにしておいて、それをまた3次元にしてみろって言うの?」もっともです(笑)。映画が始まって、まぁ映画観てるだけのカップルはいないわけですが、観客がうざくなったベラナのリクエストに応じて、観客を消したはず…でしたが、迷いこんだ(?)テイボー君が残っていました。目は開いていますが、意識はありません。

 昏睡状態になってしまったテイボーくん。突然意識を失った彼のために、トゥヴォックが調査に乗り出します。でも、ベラナ曰く彼は服を汚す前に敵を倒せるお人だそうで。しかし、頭蓋骨に微細なひび、打撲の痕もあり、誰かに襲われたのは明白です。

 トゥヴォックはテイボーの部屋を調べますが、そこには何にもなし。本を読んであげようと取りに来てたジョー乗組員さん、襟章付けてますけど階級なし?元マキクルーの襟章は、良く分かりません。

 作戦室。副長はトゥヴォックがジョーさんを疑ったことがちょっとご不満。そりゃそうですよ、ヴォイジャー前から一緒の部下ですもんね。副長が出て行ってしまってから、艦長が尋ねるとトゥヴォックは変なことを言い出しました。必ずクルーの中に犯人がいるという「勘」が働いたんだそうで。

 機関室。ジョー乗組員は機関室でお仕事中。ところが、彼女と仕事をしていたヨザくんがジェフリーチューブに入った途端、彼は誰かに襲われました。第一発見者がジョーさんだったことから、呼び出されますが、返事はなし。彼女もまた、食堂で昏倒していました。他にも何人ものクルーが襲われ、副長はあることに気付きました。全員、元マキのメンバー。副長は思わず「あなたの部下は…」と言ってしまいます。ドクターは、元マキのメンバーの保護を要請しました。

 食堂に集められた元マキメンバーは、今にももう一度バッドランドへ突っ込みそうなピリピリムード。フェイザーの形態と、集団行動が言い渡されました。

 ホロデッキで、ネガ映像っぽいものが残っていました。テイボーくんを襲った犯人のものです。トゥヴォックは何かが気になっているようですが、何も言わずに去っていきました。

 チェル乗組員と行動を共にしていたベラナ。彼の妄想にもううんざりです。この彼、ほんとにいいキャラしてます。

 クルーに尋問を続けているトゥヴォック。ハリーがいとこから受け取った手紙の中に、ハリーの友人がマキのメンバーに殺されたということが書かれていました。もちろんハリーはそんなことしてませんが、トゥヴォックはなんだか腑に落ちない。ハリーじゃなくて、調査自体に。

 医療室に呼ばれたトゥヴォックが見たのは、自然に回復したテイボーくんでした。この人どっかで見たと思ったら、カーデシア人の医者のホログラム出した時に、そのモデルにおじいさん殺されたんだって言ってた人でしょ?彼は、襲われたときのことを全く覚えていませんでした。

 副長は、単独行動をしているチェルを見とがめました。どうやらベラナは彼に愛想を尽かしたようです。自分のパートナーをやって、ベラナを探しに貨物室に来た副長。余談ですが、全身映すとほんとカッコイイですね、副長。そこで倒れているベラナを発見した…んですが、そこにいたのはトゥヴォック。トゥヴォックは謎の呪文を呟き、副長をぶったおして無理やり精神融合をします。

 犯人はトゥヴォック!…のはずなんですが、保安部長のテクなのかそれはバレずに、副長とベラナが襲われたことで艦内にはレベル10の警戒警報が発令されました。緊急時以外は自室待機。保安部のみが巡回します。

 ヨザとジョーも意識を取り戻しましたが、これも記憶なし。艦長は珍しく個人的に入れ込んでいるトゥヴォックに休養を命じました。部屋で瞑想に入るトゥヴォックですが、いまいち集中できない様子。と、彼が今まで襲った人たちの記憶がフラッシュバックしてきました。体を調べてみると、副長に反撃された痣まで。と、鏡には最初の怪しいおっさんが現れました。

 トゥヴォックはハリーと艦長が映像を解析するホロデッキへ直行。その映像を元に質問を重ね、ある結論を裏付けました。テイボーくんを襲ったのは自分自身だと。彼には、艦長たちには見えないあの男が見えます。男は「パグテムファー・ベターニ」と呟きました。

 拘束室。ドクターの監視のもと、艦長と話すトゥヴォックですが、またあの男が現れます。だんだんと混乱状態に陥っていくトゥヴォックに、艦長は何か原因らしきものを突き止めました。トゥヴォックが息子から受け取った手紙、そこに鍵がありそうです。

 意識が戻った副長に、艦長はあるデータを見せました。トゥヴォックの息子から送られてきた手紙には、別のデータが埋め込まれていた。あいつです。副長には覚えがありました。マキにいて、スパイをマインドコントロールすることにお熱を上げていたティーロという男。副長たち穏健派(…だったんだ(^_^;)を裏切り者と呼んでおいでだったそうで、一人でも戦争をおっぱじめたい危険人物。

 彼の画像を見せられて、トゥヴォックは思い出しました。彼と会ったとき、拘束されていたことを。艦長は記憶の回復を手伝うために、トゥヴォックの瞑想を「導く」ことにしました。ほんとに、何でもお出来になるんですね~。

 トゥヴォックは7年前に、彼に拘束されたとき彼の正体がばれていました。そしてティーロは、トゥヴォックにマインドコントロールをかけました。そのティーロの幻覚に惑わされるトゥヴォックは、それに逆らいながらも、副長にあの言葉を伝えます「パグテムファー・ベターニ」。副長は分かったとだけ言い、艦長やドクターの通信にも応じず、医療室に乗り込んでドクターを停止、トムを撃って(!)ベラナに同じ言葉を伝えました。夫を撃たれたはずのベラナですが、言葉を聞いた途端、副長と行動を共にし始めました。

 おそらく同じプロセスで、昏倒させられたマキメンバーを従えた副長は、ブリッジでハリーや他のクルーを容赦なく撃ち、占領。同じように機関室もベラナの手に落ちました。副長は艦長を拘束室に戻す時、自分たちはずっとマキだったと言います。トゥヴォックも副長の元につきました。

 マキの衣装にまで着換えた元マキクルーのメンバーは、艦隊クルーの移住先として星を探しています。長となったチャコティは、トゥヴォックにあるテストをしました。元マキであると同時に元スパイであったトゥヴォックに、長年の友人キャスリン・ジェインウェイを撃ち殺せるか。艦長の説得も虚しく、フェイザーの引き金をひいたトゥヴォック。しかしチャコティが手渡したのは、故障したフェイザーでした。テストに合格したトゥヴォックですが、艦長が去った後チャコティに再び精神融合を開始しました。ん?

 ベラナがハリーたちを星に転送しようとしたとき、作戦室から出てきたチャコティたちがそれを止めました。そして、ベラナたちと相まみえることに。

 それをどうやって収めたのかは甚だ謎ですが、副長はトゥヴォックから精神融合を受けて、正気に戻っていました。そのトゥヴォックは、艦長の言葉で正気に戻ったんだそうで。

 そうして船は無事元のヴォイジャーに。副長は巡回中のトゥヴォックを、ホロデッキに連れていきました。そこではクルーがたくさんいて「エビ人間の襲来」の上演を待っています。艦長は「2本立て」の意味をご存じないようで…最低4時間ですよ、艦長。艦長は、あの時なぜフェイザーが発射されないか分かったのかと問います。彼は答えました「直感です」と。

 ミステリー仕立てで面白かったですが、副長たちが襲われる場面も、できれば顔伏せてほしかったものです。それにしても、あれこれいじりまわして洗脳したティーロよりも強力だった艦長の一言、素晴らしいです(笑)。

今更マキですか?なんて言いたくなる今日この頃(笑)ですが、逆にこれがα宇宙域に帰ってしまっていた後だったらおおごとになってましたよね。それにしても、あのティーロが壊滅したマキの中で生き残って、しかも艦隊発のメッセージをハッキングできるっていうのがまたすごい。でも、彼の呪文「バグテムファー・ベターニ」はどうやってもどっか少数民族の言葉で「パンがベタベタになっちゃった」と言っているようにしか聞こえない(私)。

 今回のお題。原題「Repression」=「抑制」でどうでしょうか。曖昧で大雑把過ぎてますが、まぁこんなもんでしょう。邦題「狙われたマキ」…かっこの悪さを除けば、ネタバレもしてないし、頑張った部類に入れてもいいんでしょう…ね。

 

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コメント

今晩は~。
>今更マキですか?なんて言いたくなる…
ですネ~。(^^ゞ
あと、犯人が誰なのか、けっこう早くから分かっちゃいますよね。
副長がトム君やハリーを撃つ場面がどうもしっくり来ないんですが、洗脳されちゃうとしょうがないんでしょうか?
初見の時は、何となく第3シーズンの「Worst Case Scenario」を思い出してました。

投稿: 幽人パリス | 2009年2月28日 (土) 21時42分

>幽人パリスさん
ああ、あれはホログラムの話でしたね。そうやって見ると、副長の「副長じゃない」キャラ出演が、最初は本人じゃなく、次は洗脳された本人で、次はとだんだん…。ですよね。

投稿: 浅木 | 2009年3月 2日 (月) 20時52分

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