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第153話「Body and Soul(セブンになったドクター)」

中身は…あんた誰?

※ネタバレです。

 尾を引く美しい彗星から、サンプルを取ったドクターonフライヤー。操縦はハリーです。揺れると文句を言ってますが、同乗するセブンもそのうるささに少しうんざりです。

 そのドクターの呼ばれたセブン。原始生物について夢物語を熱く語るドクターですが、急な攻撃を受けてそれどこじゃありません。

 ハリーは平和的な任務だと相手を説得にあたりますが、どうやら相手はドクターがお気に召さない様子。亜空間通信もスラスターも止まってしまい、トラクタービームで捕えられました。さらに、何やらビームを発射して、ドクターのマトリックスがおかしいことになってます。乗り込んできたブルーなお人たちは「反乱分子」をとらえにきたと言い、ドクターのいる後部セクションに。しかしそこにいたのは、セブン一人でした。

 光子体の運搬と、ドクターが薬を作ろうとしていた原始生物による生物兵器の製造容疑で、拘留されるセブンとハリー。しかしセブンは、何か少しそわそわした感じで「見かけほど状況は深刻ではないと思うが」…あのー、その手どうしたんすか?もう一言、セブンは衝撃発言を「『私』がデコンパイルされたというのはいささか誇張だ」。んー?

 なんと、セブンの体を支配しているのは、ドクターその人でした。緊急の処置として、(おそらく慌てた)セブンが彼女自身にドクターをダウンロードしたらしいのです。生理学的には問題ないものの、神経学的にはドクターが外に出てみないと分からない。でもモバエミ取られちゃったし…。この状況でも、興味関心を優先させるのがドクターでございます。はじめて味わう有機体の感覚に大いにはしゃいでおります。そんなに味気ないのかね?ホログラムは。またセブンは感覚も鋭敏なもんだから、ハリーに汗臭いと文句を言う始末。

 一方艦長たちヴォイジャーはマルドリアの基地で船をメンテナンスしてもらって、48時間後のランデブーに向かっています。ドクター代理のトムは、発熱して震えているトゥヴォックを自室で診断。ドクターの薬を出してくれというトゥヴォックに、トムはわけを尋ねます。渋っていたものの、トゥヴォックは「アンバランス」だと言いました。はい、ポンファーでござーマス。ドクターは多分前のヴォーラック少尉の経験からでしょうね、薬を開発済み。トムは薬を出し、艦長にはカータリアン・インフルエンザだと報告して欠勤許可を出してもらうと言って部屋を出ました。ヴォーラックさんの時は大変でしたからねぇ。あのときは上官のベラナに…。少佐の上司は…おっと、艦長じゃん!それはやばすぎ(笑)。トムとトゥヴォック、ここでまた友情ができましたね。にしても、少佐、カワイソ。

 ドクターはまっずい捕虜の食事に大興奮。彼曰く「官能的経験」だそうで。ハリーの言うとおり、まずここから出ることを考えるべきだと思いますが。超楽観的なドクターは、艦長が何とかしてくれると呑気なもんです。あのね、艦長を頼るのは分かるけど、自分でできることはあるでしょ?とそんな時、ドクター…いやセブンをと指定して呼び出しがかかりました。お気楽な様子で、出ていくドクターにハリーはもう心配やらうんざりやら…。

 セブン(ドクター)が連れていかれたのは、デルタフライヤー。やましいことがなければフライヤーの設備を説明しろと言われ、フードレプリケーターをプレゼンテーション(でもないか…)。チーズケーキを出して、一口食べてみせる…と、またこれがうまいんだな。これは向こうさんにもとってもお気に召したらしく、まぁ宴会に発展しちゃいます。酔っ払ったドクターは、セブンの口を借りて自画自賛。まぁでも、酔っ払ったままでとりあえず「再生装置」と称したモバエミを取り戻しました。

 ベロンベロンのドクターが拘留室に戻ってきました。ラネク艦長から取り戻したモバエミで、セブンから出るドクター。体を取り戻したセブンは、全部ご承知でした。ありゃりゃ。

 ずいぶん飲んで、デザートばっかり食い漁ったようで、そりゃ気分悪いねセブン。もう絶対やだって感じでしたが、敵からまた呼び出されて、体にドクターを戻してあげるセブン。

 光子体のウイルスにやられた患者を治療するセブン。これがモバエミとの交換条件ですね。光子体との戦争で、有機体にはかなりのダメージがあるようです。医療室兼戦術兼エンジニアの彼女も、昔は光子のお手伝いさんに育てられたのに、その人は反乱軍に加わったという、ある意味トラウマ的な体験の持ち主。そんな彼女に、セブンの口を借りて一言「ドクターはきっと、好意を持っただろう」。惚れる速度はワープ10ですね。

 トゥヴォックは、お薬が効かずますます苦しい状態に。トムはやっぱりドクターと同じ提案にこぎつけました。ホログラムに頼るしかないと。「妻がいる」「ホログラムだから数にはならないよ」「ベラナに言えるか?」「言えるわけないだろう」のすったもんだを繰り返した揚句、トゥヴォックの妻の写真をもとに、彼女のホログラムをと提案したところ…落ちました、少佐。おお、落としのトムさん。

 少佐が奥様と逢瀬を…って時に、ヴォイジャーもロキリム(今回の敵)から攻撃を受けました。艦長はホロデッキの停止を指示。あのー、少佐に一言言ってからの方が…。少佐ツライ…。ロキリムさんはまだ臨検を要求してますが、ハリーとは違って強気な艦長、領内を出るまでホロデッキを起動しないように見張ればいい、さもなくば船を破壊する…おお、コワ。ロキリムさんは瞬殺でした。落としの艦長。でも少佐ツライ…。悠々とした艦長の姿に、副長も心強いですね。にんまりしちゃって。

 ドクターとともに治療を続けた彼女は、すっかりセブンに友情を抱いて、お兄さんを紹介したいと言ってきました。どこに行っても人気者のセブン、ラネクに呼び出されました。彼は「夢の窓」と呼ばれる美しいパルサー星雲を見せてくれました。もうすっかりセブンをくどきにかかって、キスまで…!とりあえず、突き飛ばした彼をぶん殴らずに済んだだけ偉かったですが、医療室に帰ってきてあの彼女に思わずあったことを言ってしまいました。それがですね、このお嬢さん(名前なんて言うのかな)上官ラネクに惚れちゃってました。「あんな男と関わらないほうがいい!」と熱弁するあまり、首をつってしまうドクター。それをマッサージしてくれるのが、また彼女なんです。悪循環だわ。でもドクターは一応理性を備えていたようで、彼女に秘密を告白しようとしますが「知ってる」と言われ大慌て。でもでも、それは「ボーグである」ということで、んで結局誤魔化しちゃった。またジャーリン大尉(彼女の名前、やっと出た!)に通信がきて、ハリーが具合悪いと…。

 それはセブンを呼び戻すための仮病だったんですが、全部を見てきたセブン(本物)はあれこれあったことをドクターに問い詰めますが、ドクターも負けてはいません。…が、今回は冷静なハリーにたしなめられ、脱出作戦に戻ります。

 なぜか、またドクターをダウンロードして、ラネクをフライヤーに連れ出しました。そして「仲直り」のシャンパンを…うぉいうぉい、ドクター?完璧に色仕掛けに入ってます。音楽をかけ、髪をほどき、ダンスまでして。呼び出されて返ろうとするラネクを、薬で眠らせました。

 なんと、この状況で職場復帰してしまったトゥヴォック。でも、艦長にはすべてバレてました。あの、艦長、分かっててそんな近づいて肩に触るのは…犯罪です。ニーリックスは少佐がインフルエンザだと信じてバルカンようにアレンジしたおばあちゃん直伝のお粥を持ってきました。「今は匂いを感じない」というトゥヴォックにもう笑いを抑えきれない艦長ですが、その時フライヤーから通信が入りました。最後に、自分がドクターであることをばらしたロングヘアバージョンのセブン(確かにきれいだわ)。副長の一言が秀逸ですね「思ったより深刻」…確かに、その通りです。

 ということで、事態が把握できましたのでこれよりフライヤーの救出に向かいま~す。見張りの武器に一発でフェイザーを当てるあたり、ほんと少佐を尊敬します。この状況でその集中力、お見事です。

 一方、慌ててラネクを眠らせたドクターは、ジャーリン大尉が彼を起こすのを止められませんでした。ハリーと別に交流しろというラネク、信じていたのにという大尉に向かって、ナイスな一言を吐いていきます。「私は捕虜だ。脱走しようとするのは義務だろう」そうですね、ドクター(笑)。

 ラネクは、拘留室はなしにして、セブンをブリッジで拘束したラネク。もう怒りまくってますから、艦長の説得など聞き入れません。艦長はセブンの皮質ノードに直接話しかけ、協力してとアバウトな命令を下します。ドクターはセブンから出て、二人で何とかしようとしますが、セブン、銃を渡す相手を間違ってるよ。ドクターでは援護できるはずもなく、フィールドの解除は途中のまま、それを再初期化しようとしたラネクは爆発したコンソールに巻き込まれました。結果的にフィールドが解除されましたが、ドクターは先にラネクを手術すると言い出しました。ドクターの姿で、一緒に働いていたのは私だと言われ、動揺する大尉ですが「好きなんだろう?彼が死んだら一生後悔するぞ」と言われ、ドクターの言うことを受け入れます。

 回復したラネクは、自分が興味を持ったのはあくまでセブンだったと言い訳します。あの、強調するのはそこですか?まドクターの方としても、もう失恋にもなれた様で「女性の方から寄ってくるよ」と一言。またジャーリン大尉とは、一応笑顔を交わす仲にはなれたようですが、もうお別れの時間です。

 完全に回復したトゥヴォック、奥さんのホログラムは十分だったけど、本物の代わりにはならないなんて、結構バルカンって情が深いのね。トムもそれには同意。今回のトム君はめっちゃいいやつでした。

 ドクターはいつもの退屈な医療室勤務に戻りましたが、セブンがフォアグラのトリュフ添えという、名前だけでもこってりしたもんを持ってきました。ワインもあります。自分が全部説明するから、ドクターも疑似体験できるはずだと。

 話の筋はどうかとしても、思いっきりコメディでしたから、テンション高めで頑張ってみました。今回もまた、セブン役のジェリさんと沢海さんの声の演技がピカイチでしたが、それだけって感じですね。ハリーはなんだったんだよ一体。

 トゥヴォックのポンファーについて意味ないとしているご意見もあるようですが、これはそろそろ時期的に限界なんだと思います。前回を、マキへのスパイ任務に出る直前だとしても、チャコティ司令官の信頼を得てブリッジで働くようになるまではやっぱり少し時間がいりますし、そうなるともう7年過ぎちゃうよ…てなもんでしょう。どっかに入れ込まないと、したらこのお遊び回に入れるしかないんじゃない?

 今回のお題。原題「Body and Soul」。言わずと知れた、SPEEDのヒット曲です(笑)。でも世代なんで、もうそれしか浮かびません。心と体というのが主題だったようですが、一番のAメロ「なんだかぱっとしない毎日」って言うのが、なんだかドクターみたいで、笑えます。邦題「セブンになったドクター」…正確には違うけどね。セブンに入り込んだドクター、でしょ?

 あのー、コーナー違うんですけどね…「ちょっと一言よろしいですか?」番外編(OnRevew)。ここ何話か

「どーして艦長の出番がこんなに少ないのっ!」

もうすっかり欲求不満です。分かりますよ、ハリーや副長やニーさんに比べりゃ多いって、セブンやドクターの人気が高いって、でもね、艦長あってのヴォイジャーでしょう?!そんなんだから7thシーズンはおもんないって言われるんだっ!セブンの方が若くてプロポーションもいいかも知らんけど、艦長はすっげーきれいなお御足を制服に隠されてるんだっ!「Equus」のカーテンコールの写真見てみ?余談だけど、艦長御手も超きれいだから。

以上、「ちょっと一言よろしいですか?」番外編でした…失礼しましたm(_ _)m

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コメント

おはようございます。
このエピは見るたびハリーが気の毒でして…(^o^;)。
トム君とトゥボックにしても、この2人にスポット当たるのって第5シーズン以来だってこと考えると、取り上げられるキャラがいかに偏ってるか分かりますよね…(-_-)。

投稿: 幽人パリス | 2009年5月 4日 (月) 11時50分

>幽人パリスさん
ほんと、ハリーって不幸度高すぎですよね。まぁでも、次は君が主役だ(笑)。
トム君はほんと、ほとんどベラナとの話に終始しますよね。お父ちゃんとはどうなったんや!って、本当にそこが気になってたまりません。

投稿: 浅木 | 2009年5月 5日 (火) 21時11分

お邪魔します。カフェ・ノワールです。

「ちょっと一言よろしいですか?」番外編・・・100%賛成です。「巨大ウイルス」みたいな艦長オンリーなエピって後半はないですよね。

実は私、こちらには何度も立ち寄らせていただいてました。艦長への愛があふれる記事に、自称「孤独な艦長マニア」の心は、いつも大いに慰められました。

投稿: カフェ・ノワール | 2009年5月11日 (月) 21時10分

>カフェ・ノワールさん
いらっしゃいませ。お返事が遅くなって申し訳ありません。実は、書いたつもりになってました(^_^;)。
艦長オンリーのエピ、そうですよね、ないですね~。せいぜい「140自立への旅」くらいでしょうか。それも、オンリーとは言い難い…。

こちらに来ていただいてたということで、おはずかしいものではありますが、ありがとうございます。ジェインウェイ艦長って主役のはずなのに、他シリーズの艦長より、ファン仲間が探しにくいですよね。私もカフェ・ノワールさんのHP見つけたときには、ムフフって感じでした。
 これからよろしくお願いします。

投稿: 浅木 | 2009年5月16日 (土) 01時45分

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