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第160話「Prophecy(預言の子)」

 救世主は、まだ生まれてない?

※ネタばれです。

 今回もまた、最初っから攻撃を受けています。艦長はトゥヴォックが「クリンゴン」と報告したのを聞いて呼びかけますが、応答はありません。遮蔽しているものの、相手がD7という大昔の船であることが分かると、超フェイズスキャンなるものをして相手の場所を特定、攻撃しました。相手の戦艦の中には、確かにクリンゴン。時間稼ぎのために艦長の呼び掛けに応答した相手の艦長は、クリンゴン帝国の敵に降伏はしないと言い切りました。

 私はスタトレ史について詳しくないので、よくわかりませんが、連邦はクリンゴンと80年も前に和平協定を結んでいるそうで。しかし相手は、そんなのウソだと聞き入れません。そこで、クリンゴンハーフのベラナを会わせることにした艦長。嘘だとしても、あなたたちに勝ち目はない、と言ったときだけ、ちょっと眼が怖かったです。

 と、いうことでヴォイジャーに「ご招待」を受けたクリンゴン人の艦長ですが、艦長…めんどくさいな、我らがジェインウェイ艦長を信用してないご様子の「コーラー艦長」(そういえば、若干色が赤黒いような…)。ところが、会議室で早くも少しおなかの膨らんだベラナを見たとたん、船に帰ると言いだしました。慌てて、攻撃しないという保証がないと返せないという艦長に、協定のコピーも見ずにそれをあっさり保証したコーラーさん。なんで?

 自分の船に戻った艦長は、仲間と話し合い…というか、言い合い。どうやら、預言書なるものに書かれた預言と、今の状況がぴったり合うようです。ティグリスという人だけは、懐疑的です。それとどう関係あるのかは分かりませんが、急に彼らは船を離れることに。

 ヴォイジャーのブリッジでは、ハリーがクリンゴン艦のコアに亀裂を発見しました。緊急転送を要請され、仕方なく204名ものクルーを転送。ところが、船は自爆したものだと判明します。コーラー艦長は、100年以上も前に彼らの祖先が帝国の将来を憂いて国を出、はるか宇宙へ旅立った元となる「預言の書」に書かれた救世主が、ベラナのおなかの子供だと信じて、古い船を捨てたと言い切りました。すっげー決断力です。

 なにはともあれ、問題は山積です。とりあえずクリンゴンの皆さんの規則順守、部屋、その他もろもろ。「新しい家が見つかるまで、心をこめておもてなしして」と、かる~く言って去っていく艦長に、ベラナは不安を隠せませんでした。

 食堂も、ワイルドな食事が並びます。見回りに来た艦長は、ニーリックスから状況を報告されてます。ニーさんは初めて会うクリンゴンさんたちにすっかりほれ込んだようですが、艦隊のクルーからはちらほら苦情も。と、言うところで、クリンゴン同士が食べ物のことで喧嘩を始めます。威勢よく仲裁に入ったニーさんは会えなく吹っ飛ばされましたが、女性のクリンゴンを抑えたハリーは…惚れられちゃいました。あーあ…。

 疲れたニーさんがずかずか部屋に入り込んで、どかっとソファに腰掛けても、冷静沈着に何をしているのかと尋ねるトゥヴォック。ニーさんは、クリンゴンの家族に部屋を貸し、勝手にここに転がり込んだのでした。

 忙しい機関主任のベラナですが、機関室の外でクリンゴンに待ち伏せされて、転送で帰宅する始末。うんざりしているところへ、艦長がやってきて、クリンゴン達がハンストを始めたと伝えにきました。ベラナが長老議会に出るまでやめないのだから出てと言われ、トムにも説得された彼女は、しぶしぶ出ることに。

 トムだけでなく艦長まで付いてきてくれましたが、ベラナがハーフであることや、おなかの子の父親がトムであることを知って、動揺するクリンゴンさんたち。中でもティグリスは、怒って出て行ってしまいました。

 しかしこのコーラー。特に預言を信じているというわけではなかったようです。とにかく、この旅を続けることは無益だと思っていた彼は、ベラナが救世主クヴァ・マグの母親として影響力を持ち、定住する星を指示してくれればいいと。嘘はつけないというベラナと、彼女を支持する艦長ですが、コーラーは預言書の誇張解釈によって、ベラナの子をクヴァ・マグだとこじつけようと提案。

 「高貴な家から生れ出るであろう」というのが違うってベラナは言ってますが、トムって確かお父さん提督で、しかもいいとこのお坊ちゃんじゃなかったですかね?他にはいろいろ違いがありますが、とりあえずこじつけまくって解釈を勧めます。部屋に艦隊仕様のものしかないことに驚いたコーラーですが、正午に死者を弔う儀式を共にしようと言い出しました。コーラーが唱え始めた祈りの言葉を、ベラナは続けました。

 医療室に来たハリーのほっぺには、噛み傷が。言うまでもなく、求愛のしるしです。ドクターは異星人と親密な関係を持つ許可証を出し、艦長にも許可を得るようにと言い渡しました。ちょっと待て、んじゃジャッジアも…?あ、でもあれは、艦隊士官同士か。

 議会出席のためにいろいろお勉強したベラナ。しかし、ティグレスに馬鹿にされ、かばったトムは決闘を申し込まれます。殺し合いは許さないという艦長に、コーラーは刃のないバトラフでのルールに変更を申し出ました。

 廊下の隅に隠れていたハリーは、食堂で喧嘩していたチェレガから逃げ回っていました。それを聞いたニーさんは、彼女の眼の前でハリーを叱りつけます。女心とクリンゴンの空…ではありませんが、彼女はあっさり心変わり。良かったね、ハリー。

 いよいよ決闘。刃のないバトラフではありますが。「怖いか?」と挑発されたトムは「俺が恐れるクリンゴンは、ダブルシフトを終えた妻だけだ」って、カッコヨス。名言。心配でたまらない様子の艦長も無理はありません。体力的にあっとうてきに不利ですから。相手の攻撃をよけてばかりのトムでしたが、攻勢に打って出ます。すると、急に相手の動きが鈍り…倒れてしまいました。コーマーは、彼はネレットだと言いました。

 ネレットは、普段不活性遺伝子を装っているため、ヴォイジャーのクルーはこれに気づきませんでした。急にその特性を表面化させ、やがては死に至るクリンゴン特有の病。全員、キャリアでした。コーラー達は一種の老化現象だと思っていたせいで、一切予防措置を取っていなかったのです。ベラナも子供も感染しました。

 それを聞いたティグリス達は、預言書の「クヴァ・マグは老いを遠ざける」に当てはまらないと大騒ぎ。子供はクヴァ・マグではないと思い始めていました。旅を続けるため、ヴォイジャーを乗っ取るつもりです。

 コーラーの側では、クヴァ・マグを信じていると振る舞うティグリス。殊勝にも、見つかった星の現地調査を手伝うと申し出ました。またあるものは、ハリーに転送装置の仕組みを教わります。

 そのころ、医療室にベラナを呼びだしたドクター。おなかの子をもう少し調べたいと言い出しました。

 星の現地調査は、ほとんどクリンゴン人ですが、副長とコーラーがチームの指揮を執ります。転送室に入ってパッドに乗った瞬間、そこにいた3人の地球人クルーとコーラーは倒され、地表へ転送されました。しかし、フェイザーを使ったことでブリッジはロックできませんが、他のクルーたちの多くは地表へ転送されました。トゥヴォックたちが転送室に駆け込んだ時、ティグリス達はブリッジへ転送されました。

 普通、スタトレでブリッジでの戦闘ってあまりないんでしょうが、VOYはその率高いですよね。ですがさすが我らが艦長。百発百中でクリンゴン二人を倒しました。残りは、今回ハイライトのトムが、落としたフェイザーに苦労しながらも打倒。殺しはしませんでしたが、ヴォイジャークルーの勝ちです。

 医療室で目を覚ましたティグリスは、健康を取り戻していました。ベラナの子供のDNAが、ネレットを治療したらしいのです。

 この一件で、クリンゴン達は星に移住を開始。ヴォイジャーの生活も正常に戻りそうです。

 トゥヴォックが部屋に戻ると、ニーさんとチェレガが、若干傷だらけで出てきました。部屋は…とっちらかって。おいおい、許可取ったのか? さすがのバルカン人も、怒りを隠しきれませんでしたとさ。

 コーラーは、先祖から受け継いだバトラフをベラナの子に譲っていきました。それを部屋に飾るベラナ。自分たちの子供が彼らを救ったことに、一応満足のご両親でした。

 実は最近、某動画サイトでDS9を追っかけているので、とりあえずクリンゴンと連邦が戦争中でなかったことは知っていますが、α宇宙域では一時的に険悪になったことなかったですかね?

 まさかの「体の不思議」三連発。

 今回のお題。原題「Prophecy」は、そのまま「預言」でいいでしょう。邦題「預言の子」。これは、合格というか、別に支障のない感じですね。

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コメント

こんにちは。
連邦とクリンゴン…。
TOS時代は平和協定前なので、中立地帯での小競り合い場面などもよくありました。映画ST6では協定締結に至るドタバタ(…って書くとコメディみたい(^^ゞ)がテーマになってます。
協定を快く思わない一派が双方に存在するので、TNGでは第4~5シーズンのクリフハンガーエピのネタになったこともあり、連邦にとってはそれなりの不安材料ではあるでしょうね。
「預言の子」はトム君カッコいい(?)エピですが決闘シーンはもうちょっとスピーディにならなかったのか等、突っ込みどころも満載(^^ゞ。
ハリーとチェレガ&ニーさんのサブエピの方が面白かったりして…(^~^;)。

投稿: 幽人パリス | 2010年3月 1日 (月) 14時21分

>幽人パリスさん
確かに今回はニーさんご一行がかなりのインパクトを残して行きましたね。
クリンゴンって、古参のキャラなのになんだかよくわからない気がします。人間には理解しきれない一面があるんでしょうかね。DS9見ててもそうですが、争いの絶えないこの種族が、よく絶滅せずにデルタ宇宙域を生き抜いてきたもんだと変に感心してしまいます。

投稿: 浅木 | 2010年3月 7日 (日) 20時31分

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